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小学校受験に欠かせない 願書と面接の準備

直前になって慌てることのないように、早ければ9月にも始まる出願と面接の準備についてまとめておきます。

高橋 公英

執筆者:高橋 公英

学習・受験ガイド

早ければ9月にも始まる出願と面接の準備についてまとめておきましょう。直前になって慌てることのないようにしたいものです。

出願受付
出願準備はお早めに

入試説明会で募集要項と願書を手に入れたら、手続きのスケジュールと必要書類をリストアップします。写真や必要に応じて健康診断書など早めに準備して、願書の記入に取りかかります。

願書は入手したらコピーを取るなどして、下書きできるように準備します。学校案内や説明会での内容を思い出しながら、記入する内容を練っておきます。また写真等必要な枚数とサイズ、健康診断書などの必要書類をリストアップして漏れのないようにします。

また写真に家族写真を提出する学校があります。「家族」の範囲がどこまでか(両親と本人?兄弟姉妹も含む?)で悩まれる方があります。入試説明会で話がなく、記入上の注意をくまなくみても不明な場合は、学校に確認しましょう。

よく、細かいことがわからず不安になり先輩やネットで尋ねているケースがあります。しかし今年から変更になったかも知れません。またネット上では匿名性をいいことに、悪意のある嘘を教えるライバルがいるかも知れません。最終的にはご自分で確かめるという姿勢が大事です。

願書の書き方

受験指導歴24年で多くの受験生親子を指導してきた杉山先生に、願書の書き方についての注意点を伺いました。
これから、願書を取り寄せられると多くの学校では志願理由、面接といったことで子供だけでなく両親の頭を悩ませることが出てきます。

中には「え、?両親面接?聞いてないよ。オレは嫌だよ!」なんていうパパさん、「何着ていこうかしら?茶色の髪は まずいかしら?」というママさん・・ざわざわと浮き足立ちますね。

はじめに「願書作成見本、面接攻略法」などの本などを見てしまうと、誰でもが通り一辺の内容になりがちです。まず以下の三つを支柱として、両親がよく話し合って文章にまとめてみることです。

  1. 受験校に対して-どのように理解をしているか志望理由、学校の教育方針、学校に保護者として望むこと等。
  2. 子供自身-どんな子供であるか。長所、短所。これからどんな子に育って欲しいか等。
  3. 両親として-家庭の教育方針。育児過程。育児を含めて自分達家庭のこれからのあり方。

願書であれ、面接であれ、だいたいこの3つがしっかりしているとここから回答ができるはずです。

もし過去の面接内容集をご覧になれるのであれば大半はこの3つに分類される事に気付かれると思います。(マニュアル本を見るのはそれからでも遅くありません。ご自分たちがどの程度独創性があるか、常識的であるか、いろいろわかってきます。)

ご家庭のこと、自分達両親のこと、子供のこと、幼児受験という事、改めてよく見つめて真剣に考える良い機会にしてください。そして、納得して受験に向かわれますように。
他にも願書記入上の注意点を挙げておきます。

私が聞いた話でも面接での志望理由など、あまりに型にはまった答えはかえって逆効果だそうです。同じ内容でも自分の言葉で語るという姿勢が望ましいです。

特に志望理由には、他の学校にも当てはまることでなく、その学校でなくてはと思えることを書くようにすると面接でも注目してもらえる可能性が大です。

子どもの短所は長所の裏返しの表現が短所となるように書けば、矛盾がなく説明もしやすいはずです。しつけを疑われるような短所の書き方にならないようにします。

文体はあまりかしこまりすぎて、謙譲語のオンパレードになると読みにくくなります。ふつうの丁寧語のレベルで問題ありません。沢山の願書を読む人の立場にたつことが肝要です。

それと少しでも良く見せようと事実に反することは書いてはいけません。嘘はどこかで破綻するものです。例えば通学時間を大幅に縮めて申告したりしても、お住まいの地域に土地勘のある先生が見るかも知れません。

記入を父親と母親のどちらがすべきかというのは一概に言えません。それぞれのご家庭で納得のいく方が書けばいいでしょう。どちらが書いたから有利・不利ということはないはずです。

面接の準備

面接と入試が同日か別かによっても異なりますが、服装についてもそろそろ準備が必要です。デパートなどで試験用の服のセールが開かれたりします。あまり遅くなるとサイズがなくなって慌てたりしますので、注意しましょう。

とは言っても常識的に考えてTPOをわきまえた服装なら、ある程度幅広く考えても大丈夫です。他の人と違うと言うことは勇気の要ることではありますが、多くの学校関係者が、服装は常識の範囲なら合否と関係ないと言っています。

また入試当日に初めて袖を通すのは避けたいです。子どもはいつもと違う雰囲気を敏感に感じとります。両親を含め周り中が改まった服装で出かけるとなれば、いつもと異なる緊張感に包まれます。そこで入試前に何度か両親も含めて入試当日と同じか近い服装でお出かけして慣れておくのもいいでしょう。

その他、さらに詳しくは下記のバックナンバー記事を参考にして頂ければと思います。(2006/9/5 改訂)

願書・面接の準備の詳しい記事はこちら
面接体験記事はこちら
小学校入試直前準備記事はこちら
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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