当然のことながら予習で学習した範囲から出題されたり、復習した内容が出されるテストでは真面目に取り組む子供には、テストの内容が読めるために良い成績が取れるのです。
また問題の構成が毎回のように同じ為に、テストのパターンを把握してしまった生徒は、点数が取れるこなし方を身につけていたりします。
例えば算数で言えば、計算問題・一行問題は全てやり、基本問題もきちんと解いて、終盤の応用問題では比較的優しい最初の設問だけを解くなどです。
さらに算数などはその週のカリキュラムの範囲内で通用する解法のパターンを学習するので、それをきちんと身につけていれば良いわけです。
一方、入試問題やそれに準ずるテストでは
・出題範囲が広い。
・出題される問題のパターンが予想できない。
・単一の単元だけでなく複数の単元にまたがる複合問題が出される。
・学習済みのパターンからはずれた問題が出る。
ということで、平常のテストよりかなり点数が下がることがあります。・出題される問題のパターンが予想できない。
・単一の単元だけでなく複数の単元にまたがる複合問題が出される。
・学習済みのパターンからはずれた問題が出る。
このことからfont color="red">模試や過去問では、獲得点数に一喜一憂しても仕方がないことが分かります。では、その結果をどのように利用したら良いのでしょうか。
少々異なる例を引きましょう。先日見たNHKの番組でシアトル・マリナーズのイチロー選手のドキュメンタリーがありました。この番組の中で彼は「凡打の中にも自分のタイミングで打ち、ピッチャーに勝っていた打席がある。一方ヒットになってもやられたと思う打席もある。問題はヒットかどうかという結果ではなくてバッティングの質。自分のバッティングができたかどうかだ。」と語っていました。
そして毎試合ロッカールームでグラブの手入れをしながら、その日の試合の自分のプレーを振り返っているそうです。普通の打者なら例えば3安打すれば喜んで帰るでしょうが、彼はそのヒットの質が悪ければ納得しないでしょう。その姿勢が彼をクールに見せるのでしょうし、またこれだけの大打者になれた要因だと思います。
テストも同じように利用しましょう。例えば答えが書けなかった空欄や誤答を書いてしまった所は
・時間の不足。
・問題の意味が分からなかった。。
・途中までやったが躓いてしまった。
・(記述の場合)どう表現して良いか分からなかった。
・公式や知識の誤り
・計算ミス。
・当てずっぽう。
・問題の指示を見落とした。
など、その質を分析して弱点が何処にあるのか把握する材料として使いましょう。・問題の意味が分からなかった。。
・途中までやったが躓いてしまった。
・(記述の場合)どう表現して良いか分からなかった。
・公式や知識の誤り
・計算ミス。
・当てずっぽう。
・問題の指示を見落とした。
分析結果に基づいて、修正を重ねていけば必ず実力がUPするものです。子供というものは終わってしまったことは忘れてしまうものです。そこを親が補うことで気づかせることができれば共に成長することができます。
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