英語/英語学習アーカイブ

外国人と一緒に生活してみる

近年注目されているシェアハウスを取材してきました。シェアハウスとは、一軒の家を複数人で共有して生活すること。日本人と外国人が共同生活している田園調布の家におじゃましてきました。

執筆者:川本 佐奈恵


外国人と日本人が共同で生活

シェアハウス
これがシェアハウスの玄関。外国人と日本人が共同で生活をしています。
シェアハウス、近年注目されていますね。一軒の家を複数名で共有して生活することです。日本人と外国人が一緒に住んでいる家があるというのでお邪魔してきました。

今回ご協力くださったのは、「外国人と日本人でシェアハウスで暮らす」というサービスを提供している (株)ボーダレス・ジャパン。事業部長の塚本洋平氏がご一緒してくださいました。

田園調布から徒歩数分のところにその家はありました。現在では日本人、インド人、イタリア人、カナダ人、オーストラリア人、フランス人などが一緒に暮らしています。玄関はひとつ。共有スペースはリビングリーム、キッチン、バス、トイレ。

ここでの生活をしている日本人のおひとり、T・Yさん(31歳・女性)にお話を伺ってみました。

ガイド:シェアハウスのどこが気に入っていらっしゃいますか?

シェアハウス
外国人と一緒に暮らす。日本にいながらにして国際感覚を身につける最短の方法かもしれません。(画像はイメージ)
T・Yさん:すべてです。ここは立地もいいですし、何よりもひとりで住んでいない、ということがいいですね。常に家に誰かがいてくれることによって安心できるのです。ひとり暮らしをするとなると、冷蔵庫やら洗濯機やら家具などをそろえなければいけませんが、ここではすでにそれらのものがそろっています。

私は海外から帰ってきたばかりで、またしばらくしたら海外で仕事を探し引っ越したいなと思っているんです。家具があるとそのとき処分しなければいけませんが、シェアハウスならその手間が省けます。

それにここでの生活は何よりも楽しいです。違った国の人たちと話ができるし、言語だけではなく文化の違いも肌で感じることができます。日本にいる事をふと忘れてしまうくらい英語を使うので、語学の維持にもとても良いです。数年海外で住んでいたとは言え、語学は使わないと忘れてしまいますからね。

シェアハウス
田園調布にあるシェアハウスの実際のリビングルーム。この空間をみんなで共有します。ときどきはパーティーが開かれることも。
T・Yさん、はアメリカで数年、フランスで1年近く生活し、日本に帰国したばかり。海外でもシェアハウスに住んでいたので、他人と暮らすことにはまったく抵抗がないといいます。海外で生活していたときは、現地の人と一緒に住むことによって情報も得ることができたし、不安も解消できたといいます。

ここで暮らしているインド人の方は、日本に来てから1ヶ月はひとり暮らしをしていたんだそうです。異国でとても寂しい思いをしたといいます。シェアハウスに移り住んでからは、一緒に生活している日本人から情報も入るし、生活が楽しくなったといいます。
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