英語/英語学習アーカイブ

NOVA問題から学ぶ英会話スクールの選び方(2ページ目)

2007年6月14日より12月13日まで業務停止となったNOVA。今まで何かがおかしいとささやかれながら業務を拡大してきたNOVA。学習者にとっての英会話スクール選びはどうしたらいいのでしょう?

執筆者:川本 佐奈恵

英会話スクールの選び方
良い英会話講師選びはなかなか難しいですが、必ず良い先生はいます。

講師の間でも不満が出ていた

さて、NOVA ですが、実は講師の間からも不満が多く出ていました。ソルジャー(兵士)のように働かされて、お給料が安い。研修がほとんどなく、いきなり現場に出なくてはならない、というのがその不満の多くでした。

では、なぜNOVAに多くのネイティブが集まるかというと、簡単にワーキングビザが手に入るからです。ビザを手にいれるところだけNOVAにお願いし、入国したらすぐに職探しをする人もいました。優秀な講師ほどNOVAを早く離れるというのも、密かな法則のようなものでした。

企業にしてみれば、せっかく苦労し多くの書類を準備して労働ビザを用意してあげたのに、わずかの間でよそに移ってしまうなんてこんな無駄な労力はありません。悪循環が重なってしまったようですね。

残念なことに、ここ数年は講師の質の悪さもささかれるようになっていたNOVAでした。しかし、講師の質の良し悪しを見極めるのは慣れないとなかなかわからないものです。見てくれのいいネイティブにニコッとされると、それだけでスクールへ通うことを決めてしまう、そんな人はいませんか?


講師の質の見極めをしっかりと

「英会話を習うのならネイティブから」 という方程式があなたの中にありませんか? 確かにネイティブ・イングリッシュスピーカーの力は必要です。でも、特にビギナーと子供はネイティブよりも、日本人の英語講師のほうがいいのをご存知ですか? その理由は簡単、日本語がわかるからです。効率よく英会話を習いたいのなら、発音の良い日本人英語講師に注目してみてください。中級以上になったら、どんどんネイティブ・イングリッシュスピーカーと話し込んで英語力を上げていくのがいいかと思われます。

つまり、初心者は日本人英会話講師に、中級からはネイティブに習うといのが、私の個人的な見解です。ご一考してみてくださいね。


では、次のページでは良い講師の見分け方にちょっと触れてみましょう。 次のページへ
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