英語/英語学習アーカイブ

NOVA問題から学ぶ英会話スクールの選び方

2007年6月14日より12月13日まで業務停止となったNOVA。今まで何かがおかしいとささやかれながら業務を拡大してきたNOVA。学習者にとっての英会話スクール選びはどうしたらいいのでしょう?

執筆者:川本 佐奈恵


英会話スクールの選び方
英会話スクール選び、大金を払う前には2度も3度も考えてみる必要があります。

業務停止となってしまったNOVA

英語スクールといえばNOVA。その知名度は高く、一躍有名となっていました。しかし、「特定商取引法」 違反で訴えられ、このたび2007年6月14日より12月13日まで業務停止となってしまいました。現在NOVAに通っている人は、そのまま授業を受講できます。

英会話スクールといえば、NOVA というのが定番になっていました。英語学習者の中には足を運んだ人も多くいると思います。何と言っても駅前で立地がいいこと、コマーシャル力があり、誰でもその名前を知っている、有名なキャッチコピーもたくさんありましたね。

今ではそれらのキャッチコピーをもじって、「みによくつかず」 「駅前留学は海外留学よりお金がかかる?」 「いっぱい聞けず、喋れず」 なんていう文字が新聞の見出しを飾っています。

NOVAのコマーシャルはどこの会社が作っているのか、非常にインパクトがあり印象に残りやすく親しみのあるものでした。ですから、英語学習者を 「行ってみようかな?」 という気にさせます。実にうまい手法です。

では、英会話スクールの選び方、どうしたらいいのでしょう?


チケット制は要注意

しかし、やはり問題はその金額にあります。ひとコマの単価を安くするためには大量のチケットを購入しなければなりません。例えば、ひとコマ1,500円と聞くと安いように感じますが、よく考えてみてください。「ひとコマ」という言葉にカモフラージュされている時間、レッスン時間は1時間かと思いきや、実際は40分間だったりすることが多いのです。1時間に換算すると、約2,250円。週 1回でひと月に換算してみると、9,000円。この権利を取得するためには、数十万円という大金をつぎ込まなければいけません。

大金を払わなければならないときは、二度も三度も考えてから決心しましょう。最悪の場合は、その大金を失ってもいいのかどうかの覚悟も必要です。その覚悟がないのであれば踏みとどまりましょう。何十万円もお金を使えるのなら、1週間休暇を取って海外旅行に行ってみるほうがモチベーションを高めるために役立つような気もしますが、いかがでしょうか?

さて、NOVAでは生徒間だけでなく、講師の間でも不満が出ていたってほんとうでしょうか? 次のページへ
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