そこでこの記事では、梅雨時期ならではの上手な梱包方法や、発送上の注意点などを解説していきます。
ビニール袋を使った梱包は必須
梅雨の時期の梱包で注意したいのは、なんといっても雨。商品が濡れてしまうとクレームを受けることになるので、濡らさない工夫は必須です。普段はビニール袋やOPP袋を使っていない人も、この時期は活用するようにしましょう。梱包の順番は、商品をビニール袋で包んでから外袋や段ボールに入れてもいいですし、その逆(先に紙袋などに入れてから、大きめのビニール袋で包むやり方)でもOKです。大切なのは中の商品を濡らさないことですから、それを最優先に順番を決めていくといいでしょう。 OPP袋は100均でも売っているので、買っておくと梱包時に非常に役立ちます。写真はダイソーで売っている「配送用ビニールバッグ(糊付、220mm×310mm)」。15枚入りで110円(税込)です。
また、筆者は大きなビニール袋も100均で買っています。 ダイソーの「ゴミ袋(30L、黒、20枚)」(税込110円)は中身が透けないですし、何かと重宝しています。 それと、意外と役立つのがクリーニングのビニール袋です。コートやスーツなどをクリーニングに出すと、大きいサイズのビニール袋がかけられて戻ってくると思います。ハンガー部分は穴があいていますが、テープでとめてしまえば問題ありません。
結局捨ててしまうものであれば、梱包材として再利用してからにしようと思って活用しています。
大きなビニール袋がない場合はどうする?
商品のサイズが大きく、梱包に適したビニール袋がない場合には、クッション材(通称プチプチ)をつなぎ合わせて代用するという方法があります。プチプチは水を通さないので、水濡れから商品を守ることができます。ホームセンターなら大きいサイズのものを購入できますし、ネットショッピングをすれば商品の梱包に使われている場合もあるので、それを再利用することもできます。 筆者はネットショッピングをすることが多いので、入手したプチプチを保管して再利用しています。つなぎ合わせるのは手間がかかりますが、コストを抑えることができますし、商品サイズに合わせて梱包できるので意外と便利なのです。
除湿剤や乾燥剤は入れるべき?
湿度が苦手な商品、例えば布製品や紙類、カメラのレンズなどを梱包する際、乾燥剤を使った方がいいのか?という疑問が浮かぶ人もいるかもしれません。もし自宅に乾燥剤があるなら使ったほうが印象はよくなりますが、わざわざ買ってまで商品と一緒に入れなくてもいいと筆者は考えます。配送の時間はそう長くありませんし、乾燥剤のコストもかかるからです。もしそうした商品を出品するならば、商品説明に「梱包時、乾燥剤は入れません」と書いておくと安心ですね。前もって断っておけば、あとから文句を言われることもないでしょう。
梅雨の時期の梱包は基本的に雨対策になってきますが、普段使わないような梱包材をわざわざ買って取り入れるというよりは、いつもの梱包材を使いつつ、いつもよりも少し厳重に梱包する程度でいいと筆者は考えています。