―― 先生は、フランス語もお話になるんですよね?通訳もされていた。
フランス人に恋をして語学をきわめてしまう
そうなの。おもしろい話があってね。アメリカに行ったとき、カナダのケベック州に修学旅行に行ったんだけど、そこでピエールというフランス人と恋に落ちたのよ。たったの二日間だけだったんだけどね。(笑) そのあと、モントリオールに移動しちゃったので、もう会えないわ、と思っていたら追いかけてきてくれてね、、、。でも、結局、フランス語はしゃべれないし、アメリカに戻った後も、手紙すら書けなかったのよ。でもね、それがきっかけで、フランス語を勉強しよう!って思ったの。それで、大学では、フランス語を専攻し、ロータリー財団 から奨学金をもらってフランスに留学したの。
―― 先生は、お子さんもいらっしゃいますよね。子育てをしながらキャリアを極めた道を少しお話いただけませんか?
母親業もしています
私は30歳で初めての子供を産んだのね。子供が小さなうちは、仕事の量も減らしたけれど、母やお手伝いさん、保育園などの助けを借りながら通訳をしていました。すべてがスムーズにいっているような人生でしたが、このあと、馬越先生には大きな転機が訪れます。⇒⇒⇒