食事ダイエット

Q. 納豆をより健康的に食べるには、どのような食べ合わせがおすすめですか? 【管理栄養士が解説】

【管理栄養士が解説】日本人の朝食の定番ともいえる納豆。できることならより健康的に楽しみたいですよね。今回は、納豆の食べ合わせを考えるときのポイントや、おすすめの食べ合わせについて詳しく解説します。

片村 優美

執筆者:片村 優美

食事ダイエットガイド

Q. 納豆をより健康的に食べるには、何を一緒に食べるのがおすすめですか?

納豆

納豆(画像出典:kuro3/PIXTA)

Q.「朝食に納豆を食べています。より健康的に食べるには、何を一緒に食べるのがおすすめですか?」
 

A. 栄養価が高く、納豆と相性のいい卵やキムチなどがおすすめです

日本の伝統食であり、朝食の定番ともいえる納豆は、大豆に納豆菌を添加して作られた発酵食品です。現在ではご飯にかけて食べるのが一般的ですが、明治時代より前には味噌汁に入れて食べる方法が主流だったそう。当時は、すり鉢で納豆を細かくし、加熱した味噌汁に加えて食べていたそうです。

納豆はたんぱく質を多く含み、体の臓器や血液、筋肉などを作るための成分として役立ちます。また、カルシウムや鉄など、日本人が不足しやすい栄養素も含んでいるという点も特徴といえるでしょう。

納豆をご飯にかけて食べる際、もちろんそのままでもおいしく食べることはできますが、毎日食べているとマンネリ化してしまうこともあります。定期的に食べたい場合には、納豆に加える具材のバリエーションを増やしておくと、飽きずに楽しむことができますよ。

栄養価の高い納豆を更に健康的に食べるためには、栄養価の高い食材と組み合わせたり、納豆には少ない栄養素を多く含む食材と組み合わせたりするのがおすすめです。

1. 卵
納豆とよく一緒に食べられる卵は、「完全栄養食」ともいわれるほど幅広い栄養素を含んでいます。卵に食物繊維は含まれていませんが、納豆と一緒に食べることでその不足分を補えるので、納豆と卵は相性が良い組み合わせといえるでしょう。

2. キムチ
辛味のあるキムチは、納豆の淡白な味わいに食べ応えをプラスします。キムチも納豆と同じ発酵食品ですので、腸内環境を整えたい人には特におすすめの組み合わせです。また、白菜や大根など噛みごたえのある食材を使用しているので、ゆっくり食べることで満腹中枢を刺激しやすく、早食いの予防にも効果的です。

3. トマト
納豆の弱点として、ビタミン類が少ないことが挙げられます。この弱点を補うためには、緑黄色野菜を組み合わせて食べるのもいいでしょう。その中でもおすすめはトマト。トマトは納豆には含まれていないビタミンAやビタミンCを豊富に含んでいます。納豆との組み合わせも良く、違和感のないおいしさで栄養を補給することが可能です。

おすすめは、トマトを角切りにし、納豆とタレを加えてよく混ぜる食べ方。ご飯よりも素麺やうどんなど冷たい麺類との相性が良いので、暑くてさっぱりしたものが食べたい日に試してみてください。

今回紹介したものに限らず、意外な食べ物が「実は納豆と合う!」と新しい発見に繋がることもあります。自分に足りない栄養素は何かを考えて、それを補える食材を組み合わせてみてください。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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