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定年や早期退職などをきっかけに、「地方に移住してのんびり暮らしたい」という人は多いかもしれません。新たな土地での人生のスタートはよいことですが、ライフスタイルが、ガラッと変化してしまうので、慎重な計画と情報収集がとても重要といえます。今回は、50~60代が地方移住を考える際のポイントをいくつかご紹介します。
50~60代から地方移住を考えるときのポイント1:移住先を選定する
地方移住の第一歩として、「どこに移住するのか?」はとても大切です。自分のライフスタイルや価値観に合った地域を見つけましょう。その際「気候」「インフラの整備状況」「地域のコミュニティ」に注目するとよいでしょう。
気候であれば、移住候補先の四季の変化、気温、降水量などを調べます。暑すぎないか、寒すぎないか、自身の体調にあった気候の移住先を選ぶことが大切です。
移住先を決める際は、その地域において日常生活に必要なインフラが整っているかどうか確認することも重要です。
病院や買い物施設、スポーツ施設などが近くにあるか、それらに行くための手段はどうなっているのか(電車やバスの路線等があるのか)などを確認しましょう。特に50代以上になると、持病があり通院が必要という場合もあります。移住先での病院や診療所などの充実度が、生活の質に大きく影響するといえます。
地方は町内会の活動が盛んだったり、盆踊りや祭り、神楽といった伝統文化を大切にしていたり、と都会とは違う交流の場があります。住民同士のつながりも深く、地域それぞれに個性がありますので、まずは、よく理解することが大切です。
「気候」「インフラの整備状況」「地域のコミュニティ」は、地方移住した後のライフスタイルに大きくかかわる部分なので自分に合っているか確認しましょう。
50~60代から地方移住を考えるときのポイント2:収入源となる仕事を確保する
地方に移住した後の生活を安定させるためには、安定した収入を確保することが不可欠です。地方といえども、自動車の購入が必要であったり、移住にあたり初期費用がかかったりします。都会に比べ地方は生活費が安いとお金のことを軽くみていると、後悔することになります。地方に移住した後も、ある程度の収入が得られるよう計画しましょう。最近はリモートワークができる企業が増えました。現在の仕事を移住先からリモートで続けることができれば、慣れた仕事ということもあり安心でしょう。
また、今までの経験やキャリア、スキルを活かして、起業やフリーランスとしての働き方も考えられます。そのような働き方であれば、地元の人とも広く付き合うことができ、早く地域に馴染めるかもしれません。
50~60代から地方移住を考えるときのポイント3:移住支援制度を活用する
地方移住にはさまざまな支援制度があります。一部の市町村では、東京圏、名古屋圏、大阪圏から移住してきた人で、一定要件を満たす人に移住支援金を支給しています。移住希望先の市町村HPを調べて補助金があるようなら活用しましょう。自治体によっては移住先を探すための交通費や、移住後の通勤費の補助をだしてくれるところもあります。また「お試し移住」といって、実際に住むことで土地の魅力を体感し、移住を検討するための制度を設けているところもあります。参考までに3つの自治体の情報を載せますので、ぜひご覧になってみてください。
【佐久市移住検討者滞在費補助金】
詳しい概要はこちらをご覧ください。
【飯塚市移住支援金】
詳しい概要はこちらをご覧ください。
【佐渡市定住体験住宅】
詳しい概要はこちらをご覧ください。
まとめ
50~60代からの地方移住を成功させるためには、移住先の選定、収入源の確保が特に重要です。さらに、自分が希望する地域の自治体が行っている「移住支援制度」があればしっかり活用しましょう。自分に合った地域とライフスタイルを見つけることで、豊かな第二の人生を始めることができるでしょう。
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