海外作品や監督にも挑戦したい
――中条さんのキャリアについてもお話を聞きたいです。今、女優とモデルと半々で活動されていますが、将来的にはどう考えていますか?中条:チャレンジできることはなんでもやりたいタイプなので、両方続けていきたいです。今までやったことのない分野にも挑戦したいので、何かひとつに絞らず、視野を広く持っていたいと思っています。
海外の映画やドラマに出演するチャンスがあればやりたいですし、また監督という現場を率いる立場で作品を作りたい気持ちもあります。表に出る仕事でも裏方の仕事でも境界線を決めずにやってみたいです。 ――中条さんは映画が大好きでたくさん見ていると聞きましたが、思い出の映画や好きな監督、俳優、作品について教えていただきたいです。
中条:私は父がイギリス人なので、テレビでは日本の番組よりも、海外ドラマ、洋画など、海外の作品を見る機会が多かったんです。なので外国映画は身近な存在でした。よく家族そろって映画館へ行って『ジュラシック・パーク』シリーズや『ハリー・ポッター』シリーズ、『007』シリーズを見ましたね。やっぱりダニエル・クレイグはかっこいいです(笑)。
監督ではタイカ・ワイティティさんが好きです。彼の映画では『ジョジョ・ラビット』(2019)が大好き。さまざま映画を撮っている監督で、同じ監督とは思えないくらいジャンルが幅広いんですよ。そういう捉えどころがない感じも魅力的です。
――好みのジャンルはありますか?
中条:歴史的な事件や実在する人物などが主人公の実話をもとにした映画は好きですね。非現実的なファンタジー映画も好きで、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)が大好き。ユニークで不思議な世界観の中にメッセージが込められている作品にも惹かれます。
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