Q. 閉経してからメンタルが不調です。どうすればいいでしょうか?
閉経後のメンタル不調、どうするのが正解?
閉経を迎えると、それまでは女性ホルモンによって保たれていた体内のバランスが崩れます。体の状態が劇的に変化することで、心の状態も不安定になりやすく、憂うつやイライラ、不安なども起こりやすくなるようです。精神的な不調に、どのように対処すればよいのでしょうか?
Q. 「閉経してから気持ちが落ち込んでいます。心療内科に行くほどのうつ状態ではないと思うのですが、とにかく毎日に張りがなく、漠然とこれからの自分のことや老後のことが不安なのです。気持ちをどう持ち直せばいいでしょうか?」
A. 閉経後も今しか味わえない人生。「心から求めるもの」を選ぶ練習を!
閉経後、精神的な不調に悩む女性は少なくありません。「なんとなく気持ちが晴れない」
「老後を考えると不安で仕方ない」
「子どもも巣立って自分の時間も増えたのに、毎日に張りがない」
などの声はよく聞かれますし、身体的なトラブルや加齢による体力の衰え、疲れやすさを感じやすくなるのも事実です。ですが、若い頃と比べて失ったものばかり数えるのは、もったいないことです。閉経後に何となくずっと気持ちが浮かないという人は、今の自分に合わないことをしていたり、真に求めているものにめぐり会えていなかったりする可能性があります。
ポイントは、今この時期の、自分の心身の声を聞くことです。「ここにいるのはなんとなく嫌だ」「心が拒否している感じがする」といった声に耳を傾け、不快に感じることからはできるだけ距離を置くようにしてみましょう。無理をして頑張る必要はありません。体が休息を求めているなら、その求めにしたがってゆっくり休みましょう。
また「心から求めるもの」を選ぶ練習をしていくと、自分にフィットする人生の楽しみ方を見つけやすくなります。心身が本当に求めるものにたどりつくと、心の底からエネルギーが湧き出してくるはずです。閉経後の時間はぜひ自分の心身とじっくり対話をしながら、それを見出していってください。
さらに詳しく知りたい方は、「閉経後も人生を楽しむコツ…50代女性の心身の変化・楽しみの見つけ方」をあわせてご覧ください。