人間関係

ある日届いたラーメン10人前の嫌がらせに→夫「仕事上のライバルが…」、妻「ああ、不倫相手ね」

頼んでもいないラーメン10人前が配達された。顔面蒼白な夫は必死の形相で言い訳を並べたてるのだが、その様子に妻はピンときた。それにしても、嫉妬心をあり得ない言動に変える人はいるものだ。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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平和に暮らしていたのに、ある日突然、誰かから嫌がらせをされるようになったとする。犯人は誰なのか。妻なら夫が浮気をしているのではないか、その相手がこんなことをしているのではないか。そう疑っても不思議はない。
ある日曜日、自宅にラーメン10人前が届いた。

ある日曜日、自宅にラーメン10人前が届いた。

世の中には「あり得ない」嫉妬の発露を行動に変える女性がいるものなのだ。
 

ラーメン10人前が届いて

夫と10歳になる娘と3人で暮らしていたエミさん(40歳)。不審な配達があったのは今年の初めだった。

「ある日曜日の夕方、近所のお店からいきなりラーメン10人前が届いたんですよ。うちはその店には行くことはあっても店屋物はとらない。お店のご主人が自ら『お客様ですか』って言いながら持ってきた。頼んでないと言いましたが、さっき電話があったと。思わず夫を玄関先に呼び出したら、顔面蒼白になっていた。ああ、夫の関係者だなと思いました」

夫は「仕事上のライバルがこういうことをしたんだと思う」「オレが早く出世したから妬んでるんだ」と必死の形相で言い訳を並べ立てた。仕事上のライバルだったら、何か他の方法を仕組むのではないか、ラーメン10人前はすごく私的な嫌がらせに思えるとエミさんは言った。

「近所の店だし悪いから払おうと思ったけど、ご主人曰く、払うとまたやるから警察に届けたほうがいいとラーメンを引き上げようとしたので、とりあえず3人前はお支払いして置いていってもらいました」

ラーメンを食べながら、警察に届けるかどうか話そうと夫に言うと、夫はうんと言いながらもラーメンには手をつけようとしない。
 

あっさりと白状した夫

エミさんは娘が不審に思わないよう、いつも通りにふるまったが、その晩、娘が寝たあとに「どういうことよ」と夫に詰め寄った。夫はそれでも「だから仕事上の……」と言い張っていたが、エミさんがさらに「正直に言ったほうがいいと思うよ。こんなことになってるんだから。娘が狙われたらどうするのよ」と追いつめた。

「そうしたら『ごめん!』と叫んでいきなり土下座していましたね。ぼろぼろ泣きながら。勤務先の後輩である15歳も年下の女性と関係を持ったそうです。彼女が仕事でミスをして落ち込んでいたので食事をした。その流れでホテルに誘われ、1度だけという約束で関係をもった。

ところが彼女は『会ってくれないと会社にバラす』と迫ってきたので、もう一度だけ関係をもった。次にもう会えないと言ったらこうなった、と。そもそも恋愛ではないんだ、彼女に脅迫されているんだと言うから、だったら彼女を今すぐここへ呼べと言いました」

夜9時を回っていたが、夫に電話をかけさせた。スピーカーにして、エミさんは相手の女性に「私は妻ですから、こっちこそあんたを訴えますからね」と言った。バラされたらどうするんだと言う夫に、「様子を見て、明日朝いちばんで信頼できる上司か役員に相談しなさい」と叱咤激励した。

>不倫相手が自宅にあらわれて……!
 
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