エラー値「#VALUE!」がでる原因と修正する方法
「#VALUE!」というエラー値が表示された時の対処法
#VALUE!【読み:バリュー】
【原因】
参照値(引数[ひきすう])が違っている。
【回避法】
参照する値を正しいものにする。
エラー値「#VALUE!」判定が出る例と修正方法
上の2つの表はそれぞれ、数をひとつずつ入れたもの(左表)と関数で計算したもの(右表)を並べています。合計を出した上の表では、単に数値の入ったセル値で数式を出した方は、エラーになっています。しかし、SUM関数で出した方は、引数に数値でない「欠席」という文字も認識して数値のみで計算ができています。 こちらの表では、平均を出すのに合計を数値で入れてから個数で割った方は、エラー値になっていますが、関数AVERAGEで出した方は答えを出しています。#VALUE!の表示が出た場合は何か間違った値を入れていると考え、数式の中に入っている範囲の確認をしましょう。
今まで「欠席」と入力されていたセルを0か、空欄のままにすると、エラー値が数値に変わります。
「#VALUE!」を表示させない(非表示・空白にする)方法
「#VALUE!」判定が出る可能性があり、エラーが出たときには空白のセル(何も表示されていないセル)にしたい、というケースもあります。その場合はIFERROR関数を使いましょう。IFERROR関数では、1つめの引数に「エラーが発生したかどうかを判定したい数式」を指定し、2つめの引数に「エラーが発生したときに表示させたいデータ」を指定します。
=IFERROR(D2+D3+D4+D5+D6+D7,"") 1つめの引数の数式でエラーが発生しなければ数式の結果が表示され、エラーが発生したら2つめの引数に指定したデータ(今回は空白)が表示されるわけです。
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