ライバルチームを迎えてのホームゲームで。玉城さんはショートの守備をしています。 |
玉城さんは2005年からアリゾナ州のGlendale Community Collegeに留学し、2年間を過ごした後、テネシー州のMartin Methodist Collegeに編入。現在、大学から全額のスカラシップ(奨学金)をもらってスポーツマネジメントの勉強をしながら、ソフトボール部のレギュラーとして活躍しています。
ちなみに、玉城さんはGlendale Community College2年生のとき、NJCAA(全米短大スポーツ協会)の全米のベスト9にも選出され、Martin Methodist Collegeに編入後はNAIA(全米大学スポーツ協会)の地域のベスト9にも選出されています。
ガイド:
玉城さんは現在どのような留学生活を送っているのですか?
玉城さん:
大学に留学をしていますが“メインはソフトボール”という生活をしています。ただ、大学生である以上、一定レベル以上の成績を維持しないといけませんので、めちゃくちゃ大変です。
というのも、ソフトボールは年3~4ヶ月のシーズン(2~5月中旬)の中で60試合もこなさなければいけません。そうなると、シーズンと重なる春学期は試合と練習ばかりになってしまい、なかなか勉強ができないのです。
シーズン中は午前中に大学のクラス、午後にソフトボールの練習、そして、夜に宿題というスケジュールですが、週2回くらいは朝練もありますし、遠征をしたときなどはクラスに出られないこともあるんです。
だから、コーチからは「秋学期にGPA(成績)を上げておけ!」と言われています(笑)
ガイド:
玉城さんがソフトボール選手を目指そうと思ったきっかけを教えてください。
玉城さん:
父の影響で小さい頃から野球が好きだったことがきっかけです。
小学校3年生からは少年野球チームに入り、その後、中学校、高校でソフトボール部に入りました。中学では県大会で優勝、高校では県大会優勝のほか、国体でもベスト8になりました。中京大学ではソフトボール部ではなく軟式野球部に入ったのですが、そこでは全国ベスト4までいったのです。
ガイド:
玉城さんはなぜアメリカに留学しようと思ったのですか?
玉城さん:
大学卒業後は教員になろうと漠然と思っていたのですが、大学4年生のときに突然、「アメリカでプロを目指してみたい!」と思い立ち、そんなときに「アメリカのプロソフトボールチームのトライアウトに挑戦しよう!」というアスリートブランドの企画を発見したのです。
そして、テキサス州サンアントニオまでトライアウトを受けに行きました。
結果的にトライアウトには受からなかったのですが、素晴らしいアメリカのスポーツの環境に触れたことで、「絶対にアメリカでソフトボールをやりたい!」という思いを強くしました。そして、今行かなきゃ絶対に後悔する!と思ったのです。