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アメリカ留学で学んだホスピタリティの精神(3ページ目)

アメリカの大学でホスピタリティ経営学を学び、現在はアウトバックステーキハウス品川店の最高責任者をしていらっしゃる西村学さんにアメリカの大学生活や今のお仕事について伺いました。

豊田 圭一

執筆者:豊田 圭一

留学ガイド

サービス業界の社会的な地位やイメージを向上させたい!

西村学さん
トレーナー認定を受けた従業員への表彰の写真。ホスピタリティサービスマインドを継承していく上でとても重要な式です。
ガイド:
西村さんのこれからの夢を教えてください。

西村さん:
今日の日本でのレストラン(サービス業界)の社会的な地位やイメージを向上させる事が私の大きな夢です。

それには、レストラン経営をホスピタリティビジネスとして捉えることができる、若くて優秀な人間がこの業界を変えていかなくてはならないと思っています。日本には大学を卒業しフードビジネスを志す土壌がまだまだ整っていないと思います。なぜならば、今までのレストランチェーンは業務上のシステムの効率性や作業性だけを追い求め、そこで働いている人間の喜びであるとか楽しみに焦点を当てていなからです。大手のファミリーレストランチェーンで言えば、店長は作業面のみに焦点を当てているからです。

「サービスとは何か?」

いつも私の元で働いてくれる従業員に問いかけをしますが、私はサービスとは「ホスピタリティの精神」であると思っています。どんなにオーダーが早く取れて料理が迅速に提供されても、そこにいるお客様を心から思って差し上げられなければ、ただの作業をしているだけにしかならないのです。

私達に今求められている事は、「心の教育」を通じて、私達のビジネスは「人々のよりよい生活をサポートする素晴らしい仕事」である事を実感させることであると思います。

アウトバックでは、常に「考えて感動のサービスをしましょう」と目標を掲げております。この「考える」とは、「お客様を思いやる」ホスピタリティの精神に根ざしています。お客様ひとりひとり求めるサービスは違いますから、アウトバックでは「お客様が何を求めているのかを考える訓練」をしています。お客様の笑顔が自分の喜びという公式が絶対イコールで結びつく心あるスタッフの育成に全力で努めていきたいと思います。

留学は自分を見つめなおせるかけがいのない時間です。

ガイド:
素晴らしいですね!では、これから留学する方に一言メッセージをお願いできますか?

西村さん:
これからの時代をリードする為には、国際感覚が必要になってきます。 英語だけしゃべれてもビジネスでは通用しません。英語を使って自分の専門を高いレベルで習得し、自分にしかない強みを、留学生活を通じて身につけることが大切です。

留学は自分自身をゼロから見つめなおせるかけがいのない時間です。常に好奇心と向上心を持ち地道に努力すれば必ず道は開けます。人生大いに楽しみましょう!

ガイド:
今日は貴重なお話をどうもありがとうございました。これからのますますのご活躍を期待しています!

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【関連リンク】
アウトバックステーキハウス品川店
NIC International College in Japan
College of Southern Nevada
ネバダ州立大学ラスベガス校
Pacific Island Club
アウトバックステーキハウスジャパン
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