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米英の大学を卒業後、今はガーナで勤務中!(3ページ目)

アメリカの大学を卒業後、イギリスの大学院に進み、そして、現在はJICAのガーナ事務所で働いている木村真樹子さんにアメリカとイギリスの留学生活や今のお仕事について伺いました。

豊田 圭一

執筆者:豊田 圭一

留学ガイド

木村真樹子さん
イギリス留学中、勉強にプライベートにたくさん相談に乗ってくれたドイツ人のクラスメートと。
ガイド:
アメリカ留学の後、イギリスの大学院に進学しました。イギリスの留学生活はいかがでしたか?

木村さん:
アメリカの大学時代から一転、楽しむ余裕はなく、むしろ辛い方が多かったです。急に崖から突き落とされた感じで。

イギリスの大学院は1年という短い期間で修士課程を終わらせるので、エッセイ、授業の準備、文献探し、文献読みなど、毎日何かに追われて、論文を書き終えるまで、心穏やかな時はなかったように思います。そして、自分はまだまだ甘いと反省しきりでした。

だからこそ、イギリスの1年は自分にとって必要な1年だったと思います。今思うと、アメリカとイギリスは教育システムなどが全く違うのに、アメリカ式を当てはめようとしていたのかもしれません。そういう意味でも両方の国で留学を経験できたことは、本当にプラスになりました。

ただ、ストレスの多くの部分は勉学においてのことだったので、生活や友人関係でのストレスというのはあまり感じませんでした。クラスメートも英語を第二外国語とする人が多く、同じ状況にある人が多かったので、励ましあいながら、ときにはカフェやパブで話したり、買い物に行ったり、旅行に行ったりと、気分転換しながらコントロールするようにしました。修士課程は社会人経験を持った方が世界から集まっているので、いろんな人と出会い、くだらないことから真剣な話までいろんな話をしたことは本当に貴重な体験でした。

ガイド:
木村さんのこれからの夢を教えてください。

木村さん:
常に英語を使いながら、やはりこの業界で働いていきたいです。

正直、一言で「これ!」と言い切れる夢はなく、漠然としているのですが、今はまだ社会人として未熟な段階なので、周りから学べることを吸収し、途上国発展の一助になるような活動をしていきたいです。といっても、理想は「困っている人を助ける」という観点よりも、現地の人と一緒に考えながら、一緒に活動していきたいということです。

この業界は専門職から総合職まで幅広く、理論だけでは通用しないということをまだまだ体験中なので、柔軟性を持って、いろいろなことにチャレンジしていきたいです。そんな気持ちと相反して、平和構築分野で活動を行っていきたいということと、アフリカで活動したいという気持ちはずっとずっと変わらないので、いろいろなことを体験しながら、自分を活かすことができる分野を見つけ、活動していきたいと思っています。

ガイド:
これから留学をしようと思っている方にメッセージをお願いします。

木村さん:
たくさん不安なこともあると思いますが、夢や目標を描いてみると、それがどんなときも常に勇気付けて支えてくれると思います。大きくても小さくてもその目標に近づこうとすると、どうしても何かしなければならなくなりますから。

私もまだまだ悩みだらけですが、5年間のアメリカ&イギリスでの留学生活は学業面以上にプラスなことがたくさんありました。自分を勇気付けることのできる好きなことや興味のあること目標を思い返しながら、なんとかなる、という気持ちで乗り込んでしまいましょう!!(笑)

ガイド:
木村さん、ありがとうございました。これからのご活躍を期待しています!

【関連記事】
ガイド記事『人生の宝と出会うために留学は最高ですよ』
ガイド記事『アメリカ留学を経てプロ野球界で活躍中!』

【関連リンク】
独立行政法人国際協力機構(JICA)ガーナ事務所
NIC International College in Japan(旧ネバダ・カリフォルニア大学国際教育機構Japan)
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