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米英の大学を卒業後、今はガーナで勤務中!

アメリカの大学を卒業後、イギリスの大学院に進み、そして、現在はJICAのガーナ事務所で働いている木村真樹子さんにアメリカとイギリスの留学生活や今のお仕事について伺いました。

豊田 圭一

執筆者:豊田 圭一

留学ガイド

木村真樹子さん
2006年、ガーナでインターンをしていた時、あるコミュニティを訪問して。
今回お話を伺ったのは、アメリカの大学とイギリスの大学院を卒業し、現在は独立行政法人国際協力機構(JICA)ガーナ事務所のスタッフとして勤務している木村真樹子さんです。

木村さんは跡見学園高等学校を卒業後、NIC International College in Japan(旧ネバダ・カリフォルニア大学国際教育機構Japan、以下NIC)で1年間学び、その後、米国カリフォルニア州ビュートカレッジを経て、カリフォルニア州立大学チコ校で国際関係学を専攻しました。また、同校在学中には交換留学制度を利用してガーナ大学にも留学しています。更に卒業後はイギリスに渡り、国立ブラッドフォード大学院修士課程で紛争解決学を専攻しました。

そして、昨年2月からはJICAガーナ事務所のNGOデスクスタッフとして勤務していらっしゃいます。

ガイド:
木村さんは現在ガーナでどのような活動をしていらっしゃるのですか?

木村さん:
JICAガーナ事務所に設置されているNGO-JICAジャパンデスク(NGOデスク)のスタッフとして勤務しています。主な仕事は、1)ガーナで活動を行いたいという日本のNGOに対する各種相談業務、2)ガーナ現地NGOに対する各種相談業務、そして、3)日本、ガーナ双方に対する広報業務です。

今年1年間は特に広報業務に力を入れてきました。日本からいらしたメディアや調査団の方々の対応(日程調整、プロジェクト視察同行など)や現地メディアの人と地方のプロジェクトサイトを巡回したり、とにかく日本の皆さんにアフリカ、特にガーナを知ってもらいながら、ガーナにおけるJICA事業についても情報発信をしていくということと、またガーナ国民の皆さんにJICAが行っている活動について少しでも知ってもらい、触れていただく機会を作ることに専念しました。

また、それ以外にNGOデスクの運営方法について企画・立案を行ったりという活動も行っています。

ガイド:
今の仕事に就くことになったきっかけを教えてください。

木村さん:
「国際協力」「開発援助」という業界の仕事に携わりたい、というのは高校生からの夢だったのですが、今の仕事と直結するきっかけはインターンシップの体験です。ブラッドフォード大学院に在学中、JICAのインターンシッププログラムに応募したところ、合格し、3ヶ月間ガーナ事務所でインターンとしてお世話になりました。インターン中は初めて「国際協力」という仕事の現場で、課題研究をはじめ、プロジェクトサイト訪問、そして事務所内で業務のお手伝いなどを経験させていただいたのですが、その時に専門職から総合職まで、実にいろいろな職種の方が援助の現場を支えているということを目の当たりにし、この業界の分野の広さを実感しました。

当時、理論でガチガチになっていた私は、この業界で働くには理論も必要だけれど、それと同時に現場経験を兼ね備えたバランス感覚が必要だと感じ、インターンシップ終了後、もっとこのような環境で働きたいと思いました。そんな気持ちで日本に戻り就職活動をしていた時、現在のポジションについてのお話をいただき、応募。再びガーナで働く機会をいただきました。

次のページはアメリカの留学生活についてです。
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