今では日本国民の約4人に1人が所持しているパスポート。ここでは一般の方向けで、有効期間内は何度でも出入国が可能なパスポートの国内申請について、その取得方法、留学ビザとの関連、管理上の注意などについて説明します。

パスポート(旅券)とは

パスポートの取得方法
赤いパスポートは10年間有効、紺のパスポートは 5年間有効。「PASSPORT」の文字の下にあるのがIC旅券を示す世界共通のマーク。
海外へ旅行や留学で渡航する際には、パスポートを取得する必要があります。パスポートは海外における日本国民であることの日本政府による身分証明書であり、また、万一何か事件や事故が起こったときに、渡航先国に対して日本人保護を要請する公文書でもあります。

IC旅券

2006年3月20日の申請分から、日本で発給するパスポートは原則IC旅券となっており(表紙のIC旅券を示す世界共通のマークが目印)、平成20年末時点で、有効旅券総数の約3分の1がこのIC旅券に切り替わっています。

ICパスポートは、これまで審査官が本人とパスポートの写真を目で見比べていた「本人確認」をICチップ内の写真情報で確認することにより、さらに確実なものにするというのが導入の目的。入国の際に審査官に旅券を見せ、入国の目的、滞在期間、宿泊場所などの質問に答えるのはこれまでと同様です。

留学ビザ・ワーキングホリデービザとの関連

留学やワーキングホリデーで海外に渡航する際には、パスポートに加えこれらのビザを取得する必要があります。

イギリス・カナダのように渡航先国によっては6ヶ月以内の留学であれば、ビザを必要としない国もあれば、アメリカのESTA(エスタ)・オーストラリアのETA(イータス)のように例え短期間でも事前の手続きを要する国もあります。

この手続きを始め、留学ビザ・ワーキングホリデービザのいずれにしても、まずはパスポートナンバーがないとビザの申請ができませんので、渡航を決めたら出来るだけ早くパスポートの申請から着手しましょう。

なお、パスポートを取得し、必要なビザの発給を受けた場合でも、最終的には渡航先国における入国審査官の判断により入国できない場合もありますので、ご注意ください。

入国審査時の審査官の判断基準は、この人物が同国に不法滞在しないか? 働いたりしないか? 違法なものを持ち込んでいないか? といったことがポイントになっていると思われます。それをクリアにするために、帰りの航空券を見せたり、入国後の滞在先を説明したりします。