ジャパンキャンパス卒業生全員に奨学金を支給
卒業生の約半分は本校であるレイクランド大学へ編入する |
ジャパンキャンパスの課程を修了後の進路を教えてください。
中山正規さん:
ジャパンキャンパスで大学2年次までの課程を修了すると準学士号(短大卒業の学位)が取得できます。修了後はアメリカの4年制大学の3年次に編入する学生がほとんどですね。
卒業生の約半分は本校であるレイクランド大学へ編入し、約4割はアメリカの他の4年制大学に編入します。残りの1割はまずは一度就職しますが、いずれ留学をする方が多いです。
本校はウィスコンシン州のシボイガンというミルウォーキーから車で1時間の郊外にあるのですが、この街は全米で最も読まれている雑誌『リーダーズ・ダイジェスト』で「家族と暮らすのにふさわしい街」で2年連続、全米で1位に選ばれたほど、治安も良く、暮らしやすいところとして知られているところなんですよ。リゾート地としても有名で、森林と広大な牧草地を持つ恵まれた自然は、まさにアメリカ人の心のふるさとと言ってもいいと思います。
さらに、ジャパンキャンパスの卒業生には全員に奨学金が支給されるのも魅力的です。支給額は年額4,000ドルから7,000ドルで毎年更新でき返済の必要もありませんので、留学費用がかなりリーズナブルになるはずです。
ガイド:
最近はジャパンキャンパスで学ぶ外国人も多いと聞きました。
中山正規さん:
そうですね。現在、ジャパンキャンパスで学ぶ学生の10%は外国人です。そして、来学期はこの割合が15%以上になりそうです。
どういう外国人学生がレイクランド大学を選んでいるかと言えば、日本が好きですでに日本に留学してきている方です。日本に来て日本語を学んだ後、日本に住んだままアメリカの教育を受けたいということで、ここを見つけるようです。
それから、アメリカやフランス、オーストラリアなど、自国以外の国で高校までの教育を受けた外国人も多いですね。例えば、今はブラジル大使館高官の子供もいます。
あとは、韓国人、中国人がいますし、本校から交換留学でやってくるアメリカ人もいます。もう卒業してしまいましたが、昨年はフランス人もいました。
留学の成果は人生を切り開いていける自信
ガイド:留学の良さはどういうところにあるんでしょうか?
中山正規さん:
私自身がアメリカの大学に留学してそう思いましたが、留学すると自分一人で人生を切り開いていける自信がつきます。
留学した当時の友達やここから留学する学生達を見て思うのですが、結局、留学で得るものって英語力でも専門知識でもないと思うんですよ。日本を離れて、法律も食べ物も習慣も違う見知らぬ国で、自分の力でやってきたという自信や経験が一番の成果じゃないでしょうか。
また、海外に出ることで逆に日本に目が向くようになるというのも留学の良さだと言えます。私たちはそこもまたユニークなのですが、ジャパンキャンパス、つまり日本で学んでいても教科書や授業はアメリカンスタイルですから、アメリカ人の視点で物事を見るようになるんですね。つまり、日本にいながら日本を外から眺める機会が多くなります。そうすると今まで気づかなかった日本の良さ、美しさに目が行くようになります。
このように日本を外から見れて、しかも日本の外ではどんなことが起こっているのかを知った上で、日本を良くしていこう、改革していこうという若者たちを教育する。そして日本をもっとよくしたいというのが私の夢です。
ガイド:
それは僕もすごく共感します。中山さん、今日はありがとうございました!
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レイクランド大学ジャパンキャンパス
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