在校生の学生に囲まれた廣田さん |
廣田さん:まず、世界を知らないで終わるのはもったいないと思うんです。人生にはいろいろな可能性があるのに、ほんの一部しか知らないとその可能性にも気づかない。
留学するということは、日本と全く違う環境に身を置き、自分が知らなかったことを知るということです。そして、未知の世界を知ることは人生が変わるきっかけになります。なぜなら、テレビや雑誌でも海外の情報は入ってくるけど、行ってみないと分からないことがたくさんあるからです。
それと、言葉は文化と強く結びついていますから、言語を学ぶことは文化を学ぶことでもあります。つまり、英語を話せるようになれば、英語の文化も知ることができるし、海外の人たちと自分の言葉で会話ができるようになるんです。
ガイド:今年4月の入学式にお招きいただいた際、廣田さんのスピーチでセレンディピティという言葉が印象的でした。私自身、自分の人生を振り返ってみると、ふとした偶然がきっかけで何かをするといったことが多々あります。留学はセレンディピティを磨く場としてもオススメですか?
廣田さん:それは間違いないと思います。セレンディピティはいろんなものを思いがけず発見するということです。留学は知らない世界に入っていくことですから、そこで出会うものはすべて宝になる可能性があります。人生の宝と出会うために留学は最高だと思いますよ。
未知の世界に入らず当たり前のことばかりの毎日だと発見や感動がありません。でも、未知の世界に入っていくと、思いがけない発見や感動と出会うのです。
次のページでは廣田さんにNICの学生についてお聞きします。