見直すと効果が高いのは「固定費」
「固定費」とは、住居費(家賃・住宅ローン)、保険料、車の維持費、教育費、サブスクリプション・会費などのように、定期的に発生する費用のことをいいます。固定費は、一度見直しをしたら、翌月から節約の効果が持続します。家計費を節約するのであれば外せない方法です。
スマホ代だったら格安SIMへの見直しや、保険料などの見直しは必須です。
自動車関連だったら、駐車場代や自動車保険料を、定められた期間の利用権利に料金を支払うサブスクリプション代(例えば映像コンテンツだったら、Amazonプライム、Netflix、U-NEXTなど)で、重複したサービス、不要なサービスがないかをチェックしたりしましょう。
固定費を見直すことで、場合によっては数千円~1万円はカットできることがあります。
使い過ぎを避けるため予算を決めよう!「変動費」の節約
家計の支出項目には、先に紹介した固定費以外に変動費があります。「変動費」とは、食費、日用品費、水道光熱費、被服費、交際費、趣味・娯楽費などをいい、毎月の支出額が変動する費用のことをいいます。変動費は、季節的なもの、イベントなどによって差が出たりもしますが、個人のお金の使い方が影響する項目です。
たとえば、交友関係が広い方は、美容代、被服費などの費用が膨らみがちです。いろんな趣味を持っている人は、それに伴う費用がかかります。また、小物好き、文房具好きな方などは、特に使わないものでもコレクションしている場合があります。向上心が高い方は、書籍やセミナー参加費には糸目をつけない傾向があります。
自分が稼いだお金なので、使い方は自由ですが、貯金を増やしたいのであればそれぞれの「予算」を決めて、優先順位を考えながらお金を使うとよいでしょう。
毎月、交際費や娯楽費で合計2万円使う方であれば、3割(6000円)削減してみる。書籍代に1万円使っているのであれば、2割(2000円)節約するなど、制限を加えてみましょう。予算を決めると、思いつきでお金を使うことが減り、今までよりも「欲しいもの・必要なもの」を優先的に買うことができます。変動費を見直して数千円を浮かすようにしましょう。
ネットショッピングをするとき・コンビニやドラッグストアに立ち寄るときは目的を明確に
手持ち無沙汰なとき、ついネットショッピングをしてしまうという人は、購入履歴をこまめに確認して無駄な買い物をしてないかチェックしましょう。また、コンビニ・ドラッグストアに、つい立ち寄ってしまうという人は、必ずレシートをもらい、週に1回、必要ないものを買っていないか確認するようにしましょう。
どちらも、買い物をする目的が明確でないときは、見ない、立ち寄らないことを徹底しましょう。必要のない支出をカットすることで数千円は浮かせることができるでしょう。
以上のようなムダ遣いを減らすことで、月1万円ほどは浮かすことができるでしょう。節約できたお金は、きちんと貯金していくようにしましょう。
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