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チュニジアでの経験が活きています!(2ページ目)

外務省の派遣員として海外の日本大使館や領事館に勤務する「在外公館派遣員制度」を紹介してきましたが、今回は実際に派遣員としてチュニジアで2年間勤務していた方に話を伺ってきました!

豊田 圭一

執筆者:豊田 圭一

留学ガイド

シディブサイドの名物カフェ
チュニジアで最も美しい町といわれているシディブサイドにある名物カフェ。中にはゴザが敷き詰められ、男たちがゆったりと水タバコを薫らしています。
ガイド:では、仕事以外の休みの時などはどのように過ごしていたのですか?

実は派遣員って同期が世界各地で働いているので、休みのたびに彼らを訪ねていけるのが楽しいんですよ。チュニジア(北アフリカ)という場所柄、アフリカやヨーロッパの各国を訪れましたけど、休みの時に行くそんな旅行が良い息抜きになりましたね。

ガイド:派遣員を経験したことで何を得たと思いますか?

大久保さん:えっと、派遣員は気が利いてなんぼ!なんですよ(笑) なので、気を遣えるようになったと思いますし、それ以外には交渉力や度胸がついたと思います。

それから、これは派遣員としての経験だけでなく、その前の留学経験も含めてなのですが、海外生活を経験したことで、視野が広がったり、世界情勢が身近になったということはあると思います。また、どんな場所・状況でも楽しめる力もついたんじゃないかと思います。

大使をはじめとした各国の大使館の方々など、普段出会えないような人との出会いや、外交の現場に立ち合えたことも貴重な経験になっています。

また、日本を紹介するようなチャンスも多いので、日本人としての自覚もすごく持てたような気がします。

ガイド:今後、どんな方に派遣員を目指してほしいですか?

大久保さん:派遣員のポジションは外交官などの館員と現地職員の間にあるので、若いフレッシュな力で大使館を明るくできる方がいいですね!あとは、どんな状況でも悲観しないで受け入れられる人がよいと思います。

とにかく、派遣員は様々な良い経験が積めますので、少しでも興味のある方はぜひチャレンジしてみるとよいのではないでしょうか!

ガイド:今日はどうもありがとうございました。今後のご活躍を期待しています!



派遣員としての任期中に、縁あって外務省に中途採用され、現在は外務省の国内広報課で活躍する大久保さん。外務省の活動を広く国民に知ってもらう仕事をしていらっしゃいます。

派遣員を経験したことで、外交がより身近になり、そして、日本の国益のために働くことができる外務省の仕事にとてもやりがいを感じていらっしゃるようでした。

【関連記事】
ガイド記事『外務省の在外公館派遣員を知っていますか?』
ガイド記事『在外公館派遣員として海外で働こう!』

【関連リンク】
在外公館派遣員制度
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