京都仏教の歴史を学べる世界遺産

お正月の延暦寺。ほかでは見られない荘厳な雪景色
日本仏教にはいくつもの宗派があり、その本山の多くが京都にあります。それを代表する2つの寺が世界遺産に指定されています。

比叡山延暦寺
平安仏教の幕開けとなった天台宗の総本山です。その後、京都で生まれた数々の仏教の宗派は、ほとんどが天台宗の影響を受けているため、京都の文化の源であるとも言えます。山頂には素晴らしい宿坊もあって、日本国内のあらゆる世界遺産の中で、わたしがもっとも好む場所です。

西本願寺
近くの東本願寺とともに、浄土真宗の本山となっています。鎌倉時代に数々生まれた宗派のうち、現在もっとも多くの信徒を抱えるのがこの宗派で、そのせいか建物はとてもゴージャスで、数々の見所があります。2009年には、御影堂が、長い大修理を終えて、さらに美しく蘇りました。

神社代表の世界遺産

京都の世界遺産には寺が多く、神社は、前記の宇治上神社と、上賀茂神社下鴨神社のみです。どちらも京都最古といわれる由緒ある神社で、きわめて神聖なスピリチュアルスポットです。5月に行われる葵祭りは、上賀茂神社と下鴨神社の例大祭で、平安貴族の優雅な暮らしぶりを体感できます。むろんかなり混雑しますが、身動きできないというほどではないので、ぜひ一度、ご観覧ください。特別観覧席は京都御所と下鴨神社の参道に設置され、2000円程度で券が手に入ります。
葵祭は、京都三大祭のひとつで、昔は、「祭」といえばこれを指したとか。京都御所にて撮影
より深く京都の寺社をめぐりたい方には、以下の本をおすすめします。
お寺に泊まる京都散歩
京都 仏像をめぐる旅

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