コミュニティ・カレッジから始めるアメリカ大学留学! |
皆さんはコミュニティ・カレッジを知っていますか?公立2年制大学と呼ばれる短大のことですが、全米に約1,100校あり、大学生の4割が通っています。アメリカ人だけでなく、留学生にとってもとても価値のある教育機関として知られ、多くの日本人留学生がコミュニティ・カレッジに留学しています。
もともとは地域住民を対象とした学校
コミュニティ・カレッジという名が示す通り、もともとはその地域(コミュニティ)の住民を対象に、平等に教育の機会を提供しようという目的で作られました。そのため、入学に際してもオープン・アドミッション(最低基準を満たせば受け入れる)という入学システムを取っています。また、一度社会に出た方が特定の分野の知識やスキルをつけるために通ってきたりもするため、比較的年齢層が高いのも特徴の一つです。進学コースと職業訓練コースがあります
アメリカのコミュニティ・カレッジにはTransfer CourseやAcademic Courseという4年制大学への編入を目的とした進学コースとVocational Courseという職業訓練コースがあります。進学コースでは、2年間の一般教養課程を修了し準学士号を取った後で、大学の3年次に編入をします。また、職業訓練コースは専門学校のように、社会で使える実践的・実用的なスキルや知識を得ることを目標にしています。
コミュニティ・カレッジの特徴
アメリカに大学留学をする日本人の8割がコミュニティ・カレッジを経由して4年制大学に進学するそうですが、なぜコミュニティ・カレッジなのでしょうか。特徴としては次の2つのポイントが挙げられます。入りやすく、費用も安く、そして4年制大学への編入の道が開けているということで、留学生にとってはとても良い教育機関といえますが、留学生にとって気をつけたい点は2点あります。一つは滞在先の手配に関してです。もともと地域住民のための教育機関としてできた学校なので、学生寮を持っていない学校がほとんどですし、ホームステイなどの滞在先手配をしていない学校も多いです。もう一つは、英語補習コース(ESL)を持っていない学校が多いということです。地域住民=アメリカ人は英語を学ぶ必要がないため、留学生にとっては必要な英語の補習コースを持っていないのです。
そのため、留学生がコミュニティ・カレッジに進学する場合、滞在先がきちんと確保でき、そして、英語補習コース(ESL)のある学校を探すことになります。そんな大学のひとつがタコマ・コミュニティ・カレッジです。