準備1:将来を見据えた心の準備をしておく
40代で老後の準備?と思うかもしれませんが、心の準備をすることはできますよね。それは、いわゆる準備というよりも覚悟に近く、生涯現役で働くこと、人の世話にならないことを考えておくことです。年金制度が不安定なこともあり、可能な限り長く、できれば生涯現役で働く覚悟を持つとよいでしょう。
人の世話にならないとは、生涯、経済的・精神的・生活的に自立することを指しています。配偶者やパートナーに世話になるのはよいのですが、なるべく親兄弟には頼らないようにしましょう。別世帯であれば、それぞれの生活があるからです。とはいえ、覚悟をしていても、何らかの事情で働けなくなったり、人の手を借りないと生活ができなくなることがあります。その場合は親兄弟には早めに相談をし、どのようにすれば生活できるのかを考えていくことが大切です。
準備2:キャリアプランを考える
生涯現役を目指す場合、長く働き続けるためのキャリアプランを考える必要があります。そのうえで、今の仕事でも大丈夫なのか検討し、必要に応じて年齢に関係なく仕事を続けられるための資格を取ったり、技術を身に付けたりすることが大切です。なお、雇用保険に加入している方は、教育訓練給付金制度を利用すれば、資格取得にかかった費用の一部を補助してくれます。取った資格は一生モノですから、利用できる人は積極的に利用しましょう。
準備3:老後資金の準備をする
年齢を重ねると、得られる収入は限られてしまいます。老後の生活費がいくらくらい必要なのかを算出し、公的年金では賄えない分をあらかじめ準備しましょう。もちろん、ケガや病気で働けなくなった時や、要介護になった時のお金も用意しておかなければなりません。40代なら、老後まで積立期間が20年くらいあります。個人型確定拠出年金(iDeCo)や少額投資非課税制度(NISA)などで、節税のメリットを受けながら準備するとよいでしょう。もちろん、普通に銀行の積立でもOKですよ。
準備4:心身の健康を維持する
働き続ける体力・気力を保つには、心身ともに健康であることが欠かせません。40代から心身の健康を維持するために、生活習慣を見直す必要があります。定期的な健康診断の他、タバコやお酒はほどほどにする。適度な運動や休養をしっかり取ることです。その他、長く続けられる趣味を持つのもおすすめです。
準備5:長く続く関係を築く
心の健康にも関係しますが、良好な人間関係を築いておくことも大切です。配偶者やパートナー、子ども、親、兄弟姉妹、仕事仲間との付き合いはもちろんですが、友人・知人・趣味の仲間・近隣の人との関係を作って絶やさずに、心の支えの1つにしておきましょう。気の置けない仲間は将来の宝になります。趣味の仲間、ご近所さん、学生時代からの友人などと良い関係を築いていき、心の支えの1つにしておきましょう
【関連記事をチェック!】
元銀行員が教える!確実にお金を貯める3つのコツ
貯金が苦手でもこの方法なら貯まる!300万円貯金を目指す3つのヒント
一人暮らしの人が老後のお金を準備する場合の鉄則3つ