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「今年のクルマ」に選ばれた日産「サクラ」はどんな車? スマホ連携もできる“近未来カー”として注目

三菱「eKクロスEV」とともに「今年のクルマ」に選ばれた日産「サクラ」とは、どんな車なのでしょうか。

伊藤 浩一

執筆者:伊藤 浩一

デジタルガジェットガイド

サクラの外観

日産「サクラ」外観

12月8日、「2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を発表され、軽自動車規格の日産「サクラ」と三菱「eKクロスEV」が「今年のクルマ」に選ばれました。

近年注目を集めている電気自動車ですが、中でもサクラは補助金により価格の低減化、スマートフォンとの連携機能など、“近未来カー”としての魅力のある軽自動車になっています。本記事ではサクラの特徴や注目ポイントを紹介していきます。
 

日産サクラは軽の電気自動車

サクラは、日産自動車が2022年6月に販売を開始した軽自動車トールワゴン型の二次電池式電気自動車(BEV)。ハイブリッド型ではない電気だけで動く電気自動車で、フル充電で180kmの走行が可能です。
充電の様子

充電の様子

走行距離が少ない印象を持つかもしれませんが、軽自動車のニーズに合わせて長距離ではなく街中を短距離移動し、自宅に装備した普通充電器で週に一度充電しながら使うことを想定している車となります。
充電状態表示

充電状態を表示

 

日産サクラは国の補助金対象

電気自動車の価格は高めではありますが、2022年度は国の補助金や自治体の補助金の申請により、軽自動車並みの価格で購入が可能になっています。なお、補助金には予算上限があり、購入時期や補助金申請時期に注意が必要です。

参考:補助金・優遇策(日産サクラ)
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sakura/specifications/subsidy.html

 

運転支援機能とコネクテッドカー

サクラは、オプションにより高機能な運転支援機能を搭載可能。全方位運転支援システム「360°セーフティアシスト」、高速道路単一車線運転支援機能「プロパイロット」が利用できます。

通信設備も搭載でき、インターネット接続でさまざまな便利機能が使える「コネクテッドカー」として利用ができます。日産自動車のコネクテッド機能「NissanConnect サービス」を利用すれば車の情報を随時更新でき、緊急通報センターへの音声接続や、警察や救急へ出動要請もできる「プロパイロット緊急停止支援システム(SOSコール機能付)」が使えます。

NissanConnectサービスは、スマートフォンアプリでの車の走行履歴管理、リモートでエアコン操作、施錠、ナビのルート情報送信、充電スポット検索などが可能です。ナビでルート検索する際には、バッテリー残量に応じてEV充電器を経由するようなルート検索が可能です。
 
NissanConnectアプリ

「NissanConnect サービス」アプリ使用例

 
NissanConnectアプリで充電スポット検索

アプリで充電スポットが検索できる

 

スマートフォン連携機能

オプションで搭載する「NissanConnect ナビゲーションシステム」は、スマートフォンの接続機能を搭載。Androidスマートフォンを接続した場合は「Android Auto」、iPhoneを接続した場合は「Apple CarPlay」が利用できます。

同サービスはスマートフォンの機能に特化したもので、GoogleマップやSpotifyなども利用できます。
Android Auto

Android Auto

Apple CarPlay

Apple CarPlay


サクラは軽自動車で走行距離が短めではありますが、運転支援機能やコネクテッドカーとしての機能が搭載可能で、補助金対象の魅力的な車となっています。電気自動車の普及台数はまだ少ないですが、街中でのEV充電施設の拡充などで、普及が進むことを期待したいですね。
 
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