スマートフォンで2枚のSIMカードを利用できる「デュアルSIM」機能搭載の機種が増えてきました。

アップルが2021年に発売した「iPhone 13」シリーズは、SIMカードとeSIMのデュアルSIMに加えて、eSIMが2枚使えるデュアルeSIMに対応しています。今回は実際に筆者がiPhone 13で試してみたデュアルeSIMの活用方法を紹介します。
デュアルeSIM

デュアルeSIM

 

そもそも「eSIM」とは

スマートフォンで通信するためには、SIMカードが必要になります。SIMカードは契約者情報を記録したチップがついた小型のICカード。SIMカードをスマートフォンに装着し、設定することで、データ通信、電話回線の音声通話、SMSなどを利用できます。

SIMカードの種類によっては、データ専用、データ通信+SMSだけが使えるカードもあります。また、SIMカードはサイズ別に、標準SIM、microSIM、nanoSIMの種類があり、スマートフォンのSIMスロットに入るサイズを選択する必要があります。
iPhone 13シリーズのSIMスロットはnanoSIMサイズ

iPhone 13シリーズのSIMスロットはnanoSIMサイズ

このようなSIMカードを利用する方法に加えて、eSIMに対応するスマートフォンが増えてきました。eSIMとは、スマートフォンに内蔵された本体一体型のSIMのことです。内蔵されていますのでSIMカードの利用は不要で、スマートフォンの設定画面より契約情報を登録するだけで利用できます。

eSIMを利用すると、店頭に行かずオンラインでの契約で簡単に乗り換えが可能になり、SIMカードの差し替えによる故障リスクも少なくなります。また、1台のスマートフォンに複数のeSIM情報を登録して、切り替えての利用も可能になります。
 

「デュアルeSIM」のメリット

iPhoneはiPhone 13シリーズより、SIMカードとeSIMのデュアルSIM機能に加えて、eSIMを2種類同時に利用できるデュアルeSIM機能を搭載しています。

コスパの良い格安プランのeSIMを2種類利用することで、料金の節約になります。また、eSIMは契約申込・変更がオンラインで簡単に行えますので、複数のeSIMサービスをiPhoneに登録しておき、月の通信量に応じて安いeSIMを使い分けるといった活用もできます。
 

楽天モバイルとpovo 2.0を使ってみた

デュアルeSIMの活用例として、楽天モバイルとpovo 2.0の組み合わせを紹介します。

楽天モバイルはSIMカードとeSIMの両方を提供しており、SIMカードからeSIMへの変更が無料ですので、気軽にeSIMが利用できます。料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」は月の通信量が1GBまでは無料。iPhoneに登録しておくだけなら負担がありません。

povo 2.0はau(KDDI)が提供するオンライン専用のブランドです。トッピング方式で高速通信量を付加する形なので、利用しないときは無料で契約を維持できます。

このように、楽天モバイルとpovo 2.0をデュアルeSIMに登録するだけなら、維持費は全くかかりません。※povo 2.0は180日間、有料トッピング購入などがないと利用停止になりますので、180日の間に1回は何かしら購入する必要があります
デュアルeSIMの設定例(iPhone 13 mini)

デュアルeSIMの設定例(iPhone 13 mini)

eSIMは今後、通信会社、格安SIMの提供会社から続々とリリースされていくことが予想されます。リーズナブルで使いやすいeSIMサービスをフレキシブルに選択することで、通信料金の節約になります。iPhone 13シリーズで搭載されたデュアルeSIMを活用して、コスパの良いスマートフォン料金プランを運用してみてはいかがでしょうか。


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