第3回ヘルスケアベンチャー大賞
ヘルスケアベンチャー大賞とは
コロナ禍により変わりつつある新しい世界に、新しいモノ・コトを生み出し、社会実装していくことで、アンチエイジング領域やヘルスケア分野を大きく変えていきたい。そんな思いから生まれたのが「ヘルスケアベンチャー大賞」です。「アンチエイジングからイノベーションを!」をテーマに、アンチエイジングに資するヘルスケア分野のビジネスプランやアイデアを広く募り、優秀な事業・アイデアには起業支援サービスや医学的見地からの監修など専門的なフォローを行います。
大賞は
「ウェアラブルセンサーによる膝痛対策ツールの開発」
iMU株式会社 名倉 武雄氏
iMU株式会社
「ウェアラブルセンサーによる膝痛対策ツールの開発」
名倉 武雄
多くの人が経験する膝痛に対し、膝の悪さの指標となる膝内反モーメント(KAM)を簡易に計測できるツールを提供。単一の加速度センサーを膝に装着し、5m程度歩行することでKAMの計測を実現。クラス1の医療機器として1回250点(2500円)を算定可能で、診療所・病院におけるレンタルビジネス事業を開始する。
学会賞は
「化学療法抵抗性トリプルネガティブ乳癌への新規治療法の開発」
ペリオセラピア株式会社 谷山 義明氏
ペリオセラピア株式会社
「化学療法抵抗性トリプルネガティブ乳癌への新規治療法の開発」
谷山 義明
化学療法抵抗性トリプルネガティブ乳癌は予後は極めて悪く、かつ子育て世代の40歳以下の女性に頻発するアンメットニーズの高い疾患である。この原因に上皮間葉転換が考えられていることから、多数の臨床検体から間葉系マーカーと最も相関する因子としてペリオスチンを見出し独自に中和抗体を作成し、2年後の臨床研究の準備を進めている。
最優秀アイデア賞は
「Cエレガンスを用いた健康寿命の指標化で挑む
新(ネオ)LIFESPAN革命!!」
熊本大学 首藤 剛氏
首藤 剛
「Cエレガンスを用いた健康寿命の指標化で挑む 新(ネオ)LIFESPAN革命!!」
熊本大学
有名な実験動物、Cエレガンス(線虫)を活用した健康寿命の「見える化(指標化)」の新技術C-HASで、未知なる可能性を秘めた天然資源の中から、老化に歯止めをかけ未病を維持する新・真の抗老化成分を発見する。将来的には、C-HAS技術をハブとした新規健康事業の集積(C-HAS-Hub)を図り、人々の寿命と健康寿命に差がない世の中、いわゆる、ピンピンコロリ社会の実現に向け、新LIFESPAN革命を起こす。
その他の受賞者とその事業
ヘルスケアイノベーションチャレンジ賞あっと株式会社
「非侵襲指先皮下毛細血管スコープによるCapillary Function Index!」
株式会社サイキンソー
「腸内フローラからアプローチするスマート生活習慣病対策事業」
株式会社トニジ
「緑内障患者向け家庭用自己測定眼圧計の開発・事業化」
アイデア賞
藤本 千里
「ノイズ前庭電気刺激によるバランス改善治療」
山下 積穂
「人生100年時代の健康づくりを学ぶりんご教室」
ヘルスケアベンチャー大賞はすでに第4回(2022年)の開催に向けて準備がはじまっています。その様子は随時All Aboutに掲載していく予定です。お楽しみに!
【関連サイト】
第3回ヘルスケアベンチャー大賞
【活動報告】
ヘルスケアベンチャー大賞受賞者の活動報告(後編)
ヘルスケアベンチャー大賞受賞者の活動報告(前編)
【第3回】
第3回ヘルスケアベンチャー大賞ファイナリスト決定
第3回ヘルスケアベンチャー大賞 開催決定!
【第2回】
ヘルスケアベンチャー大賞は「転倒リスク」に決定!
「ヘルスケアベンチャー大賞」に集まった面白アイデア
【第1回】
第1回『ヘルスケアベンチャー大賞』応募を開始!