涼しいだけではなく痩せやすい?「スポーツの秋」の魅力

紅葉の中でのジョギング

涼しい時期に運動は熱中症のリスクも少なく、季節の景色も楽しめる

秋が「スポーツの秋」と言われるのは、涼しくて運動に適した気候だからと思っていませんか? 確かに秋は朝晩はひんやりと涼しく、日中は過ごしやすい季節です。冬に比べれば明るい時間帯も長く、朝夕に散歩がてらウオーキングやジョギングを楽しむのも気持ちがよいでしょう。運動時の服装も薄手の長袖ウエアを羽織って調整するだけでよくて簡単ですし、夏のような熱中症リスクもありません。屋内のスポーツも換気を行うだけで涼しい風が循環し、熱がこもるようなことも少ないです。

しかし、秋が運動に適している理由は、これら気候の快適さによるものだけではありません。実は秋は「体が痩せやすくなる季節」なのです。詳しく解説します。
 

基礎代謝量は冬に向けて高まる! 秋から始まる痩せやすい季節

ジムでトレーニングをする女性

運動をすると活動代謝量とあわせて基礎代謝量のアップも見込める

人が活動するために必要な総エネルギー量は、大きく次の3つに分類できます。
  • 基礎代謝量……体を動かさなくても消費されるエネルギー量
  • 活動代謝量……普段体を動かしたり、運動したりするときに必要なエネルギー量
  • 食事誘発性熱産生……食事をしたときに、体内で栄養素が分解されて発生するエネルギー量
全体のおよそ6割を占めるのが基礎代謝量。活動代謝量は3割、食事誘発性熱産生は1割程度といわれています。

そして半分以上を占める基礎代謝量は、寒い時期になればなるほど高まる傾向があります。寒くなるほど、体は体温を上げるためにより多くのエネルギーを消費するからです。感覚的に「冬の方が太りやすそう」と思われがちですが、基礎代謝量から考えるとむしろ太りにくい季節なのです。適度な運動は活動代謝量とあわせて基礎代謝量も上げることが期待できるため、積極的に行っていくのがよいでしょう。

一方で、運動習慣が全くないと筋肉量が減り、基礎代謝量にも影響を及ぼします。基礎代謝量が上がりやすい季節だからこそ、上手に体を動かし、余分な体脂肪を体に貯め込まないようにしたいものですね。
 

我慢せずに食べたい! 秋の味覚とホリデーシーズンのごちそう

すき焼き

運動で摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスをとり、おいしいものを食べよう!

また、「食欲の秋」とも言われるように秋は旬のものもおいしい季節。さらにここから続くホリデーシーズン、年末年始などはイベントが多い時期でもあり、ついつい食べすぎてしまう方も多いと思います。冬に太りやすいイメージがあるのは、厚着で着ぶくれした感じがしたり、寒さで体を動かす機会が減ったりということに加え、いつも以上に食べる楽しみが増えがちなシーズンであることも要因ではないかと思います。

寒い時期は太りにくいとはいえ、消費エネルギーと摂取エネルギーのバランスが悪く、エネルギーが余ってしまうと、余剰エネルギーは体内に蓄えられることになります。

「おいしいものを我慢せず食べたいから運動をする」というのも、立派な動機付けの一つです。食事などの摂取エネルギーが増える分は体を動かして消費するようにすると、体脂肪の蓄積も抑えられ、また安心しておいしいものが食べられる好循環を生み出せます。

秋は、過ごしやすく、基礎代謝量が上がりやすく、そしておいしいものを食べる楽しみが増える季節。まずは1日5分、10分といった短い時間からでも、ぜひ体を動かす習慣づくりにチャレンジしてみてください。
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