お金のこと、難しいですよね。コロナ禍もあって、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。今回は、専業主婦のへそくりについてです。専門家に質問したい人は、コメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q:夫の収入からへそくり1000万円貯めましたが、相続で税金がかかるの?

「結婚してからずっと専業主婦でした。夫の収入から、へそくり1000万円を預金口座に貯めました。このお金は夫が亡くなったら相続の時に課税されるという話を聞きましたが、本当でしょうか?」(50代・専業主婦)

 
へそくり1000万円に課税される?

へそくり1000万円に課税される?




 

A:名義預金と認定され、相続税を課される可能性が高いです

奥さんが夫の収入からへそくりを貯めた場合、夫が亡くなった時の相続税の考え方について回答します。

相続税において、へそくりを貯めて作ったお金、つまり「相続人(奥さん)名義の預金」をどう考えるのか。

最大のポイントは、そのへそくりが「誰のもの(誰の所有)」であるか、という点です。そのへそくりの実質的な所有者が、被相続人(夫)であるのか、それとも、相続人等(妻)であるのか、が重要です。
 
一般的に預貯金の場合、その口座の名義人(奥さん)が所有者である、と考えると思いますが、相続税の取扱いでは、その名義にかかわらず実質的な所有者はだれであるのか、が重視されます。奥さんが口座の名義人であっても、仮に、夫が口座の実質的な所有者であったと認められる場合には、『名義預金』とみなされて、相続税の計算に含められることになります。

その預金口座の実質的な所有者は誰であるか、の判断については『その名義人に預金を貯める資力、つまり稼ぐ力があったのか』が検討されることになるのです。
 
例えば、名義人(奥さん)が結婚前から貯めていた場合や他の相続や贈与等で取得した場合、働いて貯めていた場合などは、その預金を貯める収入があったことを裏付ける証拠と共に、実質的な所有者が自分であることを主張してみてください。

配偶者の収入から貯めたへそくりは、名義預金と認定され、相続税を課される可能性が高いので、注意しましょう。

※専門家に質問したい人は、コメント欄に書き込みをお願いします。

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