食事ダイエット/食事制限ダイエット

【超実践】1日1食!単食ダイエット(2ページ目)

単食ダイエットとは「一日一食(回)しか食べない」というシンプルなダイエット法。その利点と落とし穴について解説します。

執筆者:河口 哲也

たんぱく質
たんぱく質の必要量は比較的多いので不足に注意!心配な方はサプリメントとしてプロテイン(たんぱく質)を摂るのも一法。
例えば、まぐろの赤身や鳥のささ身などは、その約25パーセントがたんぱく質です。したがってたんぱく質をそれらから50g摂るためには4倍の200gは必要になります。

また、牛肉(赤身)やチーズなどには約20パーセントのたんぱく質が含まれています。そのため同じく50gのたんぱく質をそれらから摂るために必要な量は合計250g程度。

さらに、15パーセント前後のたんぱく質を含む豆(納豆など)やチーズ、卵などで摂取すると考えれば、さらに多くの330g程度は必要となります。

また、たんぱく質以外にビタミン類やミネラル類、その他脂質の一部も健康維持のために必ず食事から摂らなければなりません。そういう意味でも、単食ダイエットを実行の際には、摂取する食品にバリエーションを持たせ、極端な偏食をしないことが肝要です。

コントロールポイント

料理
何を食べてもOKなのが単食ダイエットの魅力。
単食ダイエットで痩せるかどうかの分岐点は、一食で三食分(これまでの食事の総量と同等量)以上食べるかどうかにあります。

「一日三食を二食や一食にしたら太りやすくなる」という話を聞いたことがないでしょうか?これは、一日で食べる総量が同じと仮定すれば正解です。

人間が単位時間にエネルギーとして使用できる栄養素の量には限りがあります。そこで、一度に(短時間に)たくさんの栄養素を摂取すれば、使い切れない分をとりあえず体脂肪(備蓄形態)として蓄えることになります。

しかしながら、いったん体脂肪として備蓄された栄養素は、その後優先的には使われない悲しい宿命を負います。

単食ダイエットは食べる食品の種類を制限しなくてもよいという魅力がある一方、上記の理由で、一日一回の食事でも暴飲暴食を行えば太ることもありえる点には注意が必要です。


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