みかんと同量のビタミンC
ダイエット中に食べる食材としておすすめか否かと聞かれれば、多くの専門家がおすすめの部類に入れるのではないかと思われる芋。実際に食物繊維も豊富で、同じ量ならごはん(168kcal/100g)より低エネルギー(84kcal/100g:蒸し馬鈴薯)です。また、馬鈴薯やさつまいもは、ビタミンCを温州みかんとほぼ同量含んでおり、日常的なビタミンの補給源でもあります。
ただし、過信も禁物。炭水化物も豊富ですので、食べ過ぎれば当然太ります。
フライドポテトはポテトの形をしたオイル
芋は油を吸収しやすいので調理法に注意! |
例えば、水煮の馬鈴薯は100gあたり73kcalですが、フライドポテトは同量で388kcalと5倍以上のエネルギー量になります。
すなわちフライドポテトの主成分は油です。
また、揚げ物は食材を小さくスライスすればするほど油の吸着率が良くなる傾向があり、いわゆるポテトチップスはさらに同じ量で500kcal以上になりますので、ポテトの形をした油を食べていることを覚悟して食べなければなりません。
孤高のダイエット芋”こんにゃく”
ほとんどエネルギーにならない不思議な食材こんにゃく |
こんにゃくには、人間がエネルギーにできる成分がほとんど入っていませんので、ほぼノンカロリーと考えてOK。ダイエット中は、頻繁に食べたい食材です。
また、同じこんにゃく芋を原料とするしらたき(糸こんにゃく)も同様に極めて低エネルギーなので、ダイエット食材として多用しましょう。
最後にもうひと知識
芋の中に含まれる澱粉は、ブドウ糖の集合体です。また、ブドウ糖のような炭素と水素の化合物を別名、炭水化物とも言います。すなわち炭水化物と澱粉とブドウ糖は同じものです。
大脳はブドウ糖を主なエネルギー源にするので、ブドウ糖を含んだ甘いお菓子(砂糖)を食べなければ大脳が活性化しないという情報が時折流れます。
しかし、芋などの澱粉を含む食品を食べていれば、すなわちブドウ糖を食べているのと同じですので、大脳を活性化するためにあえて砂糖を食べる必要はありません。