33歳で貯蓄の96%が株式、絶えず直球勝負の貯蓄達人が登場

自らの努力と工夫で数千万円の貯蓄を手にした方に、その極意を語っていただく「貯蓄の達人」。今回は、33歳で資産8300万円を達成し、4億5000万円を貯金することを目指すKoyukeNa_doさんが登場します。

■基本データ
KoyukeNa_doさん(仮名)
男性 33歳・近畿地方・会社員
妻(31歳・会社員)、子ども1人
持ち家・一戸建て
 
貯蓄達人「KoyukeNa_do」さんの家計収支データ

貯蓄達人「KoyukeNa_do」さんの家計収支データ

 

30代早々に「億り人」となる

この連載記事のタイトルは「貯蓄の達人」ですが、これまでご登場いただいた方は「貯蓄派」と「投資派」、そしてその「ハイブリッド派」の3つのタイプに分かれます。
 
今回の達人、KoyukeNa_doさん。33歳にして、すでに築いた金融資産額は何と8300万円。しかも、その96%が株式なのですから、絶えず直球勝負、伸びしろ十分の、迷いなき投資派といえるでしょう。
 
しかも、物件価格5000万円の一戸建てを、この原稿を作成する半年前の2021年2月に購入。借入が2000万円ですから、自己資金は頭金3000万円+諸経費となります。それでもなおこれだけの資産を保有しているのですから、購入前はいわゆる「億り人」だったことがわかります。
 
ということで、30代早々で大台を達成した若き達人の、その資産づくりの技を探ってみましょう。
 

自分も大金持ちを目指していいんだ!!

資産づくりの原動力となったのは、冒頭でも触れたとおり、投資です。何でも、大学1年のときにアルバイトを掛け持ちして100万円を貯め、それを元手に株式投資を始めたそうです。
 
始めた理由は、もともと両親が株式投資をしていたため、身近に感じていたことと、もうひとつ、当時通っていた英会話スクールで英語はもとより、自己実現の大事さを学んだのだとか。
 
「そこで『金持ち父さん貧乏父さん(ロバート・キヨサキ著)』を勧めてくれて、自分でも大金持ちを目指していいんだと思い、そこから考え方が大きく変わりました。社会人になってからは、給料は高くなかったので、図書館などを活用してどうやったらお金が貯まるか勉強しました。また、勤務先の社宅制度などもうまく活用しました」
お金持ちを目指してもいいんだ、と考えるきっかけになった書籍

お金持ちを目指してもいいんだ、と考えるきっかけになった書籍

以来、必要最低限の現金を残して、あとは全額を株式投資に充てていきます。結果、25歳のときに1000万円(含み益込)を超えるような資産となったといいますから、短期間に投資した金額を数倍に増やしたことになります。
 
そんな資産急増を実現した投資スタイルは、決して幅広いものではありません。国内株式のみ。しかも、長期保有による高配当と株主優待を狙うことを銘柄選定の基準としています。
 
「ここ半年くらいで、このスタイルに落ち着きました。国内株以外に投資しないのは、米国などの外国株は情報が少なく、知識も少ないため。投資信託は、投資能力が向上しないことと、手数料が割高というのが理由です」
 

複数の収入源を持つことが大切

KoyukeNa_doさんの、達人としてのもうひとつの特徴は、複数の収入源を確保しているということ。自身の給与は残業代込みで手取り30万円、それ以外に駐車場収入が月7万円、太陽光の売電による利益が月1万5000円、株式の配当等が月割りで平均21万5000円、これに奥様の会社員給与もあるわけですから、合計5つの収入源を抱えています。
 
「複数から収入が入る仕組みをつくることで、収入そのものを増やすとともに、何かが減収になっても、それをカバーすることができます」
 
結果、現在は毎月30万円の黒字。うち25万円を貯蓄に回し、残った資金を投資に。ボーナスからは年間45万円を投資しています。これだけで、投資商品の評価額を考慮しなければ、年間300万円超の資産増を実現していることになります。
 
中でも大きいのが、株式配当。保有株には含み損もない(それどころか含み益2000万円!!)状態ですから、まさにインカムゲインの理想的な形といえるでしょう。しかも、これに株主優待が加わるのですから、まさに「お金にフルに働いてもらっている」といえるでしょう。
 
また、資産管理だけでなく、日々の家計簿への記帳や家計管理も自身で行っています。KoyukeNa_doさんいわく「お金には関心がない」という奥様がお子さんの送迎や家事全般を担当し、そこは上手に分業しているわけです。
 

趣味は散歩と図書館通い

もしも、このペースで貯蓄と投資を継続していけば、10年後に資産は単純計算で3000万円以上増えることになります。その時点でまったく不自由のない老後が約束されていると、一般には思うわけですが、KoyukeNa_doさんはさらに上のステージを見ていました。
 
「目標で言うなら、総資産額として4億5000万円です。仮に全体の利回りを低めに見て平均2%だとしても、額面で年900万円。私の場合、手取り額はその7割と考えますので630万円。これだけの収入があるなら、会社員として働かなくてもいいと考えるからです」
 
現在33歳。この勢いと、そこはかとなく漂う自信を思うと、実現可能な金額とも思えてしまいます。資産運用はどこかゲーム的で、増えれば素直に「ワクワクする」といいます。しかし、投資商品は現金として確定していないため、資産額の増減、その変化についてはチェックを怠りません。
 
結局は、投資というリスクを取りながら、大きく増えた資産にも浮かれることなく、基本の取り組み方が堅実なKoyukeNa_doさん。趣味が、散歩と図書館に行くというのもうなずけます。
 
「健康と知識を得ることができて、しかもお金がかかりませんから」
 

KoyukeNa_doさんの貯蓄術

「保育園や住宅ローンの返済などあらかじめ必要なお金は家計簿(Excel)で引いておき、複数(太陽光、駐車場、お給料、配当など)の収入が入る仕組みにして貯金を増やすように工夫しています」
エクセルの家計簿にはメッセージを入れている

エクセルの家計簿にはメッセージを入れている

 

なかなか貯蓄できない人へ達人からアドバイス

「少ない額、たとえ100円でも毎月プラスになることが大切です。そのためには何が原因で貯金できないか(支払いが多い? 稼ぎが少ない? 利回りが低すぎる?)把握することが大切なので、まずは今の支出を見直してみましょう!」

取材・文/清水京武

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