牛乳や豆乳に次いで注目を集めているのがアーモンドミルクです。スーパーやコンビニなどでも扱われているため飲んだことがある方も多いのではないでしょうか。アーモンドミルクはアーモンドを原料として用いており、香ばしい風味が特徴です。

アーモンドミルクを飲む上で気をつけておきたいのが、「ミルクと書いてあっても牛乳とはかなり成分が異なる」という点です。これを踏まえて、アーモンドミルクに含まれる成分にはどのような効果が期待できるのか、どのような飲み方をすればよいかなどについて解説していきます。
 

アーモンドミルクに多く含まれる成分「ビタミンE」「食物繊維」

アーモンドミルク

アーモンドミルクの成分

アーモンドミルクに多く含まれているのはビタミンE食物繊維です。ビタミンEは抗酸化ビタミンであり、生体内の活性酸素のダメージから細胞を守る働きをしています。生活習慣病の予防やアンチエイジングなどに役立つ栄養素とされており、「若返りのビタミン」と呼ばれることも。こういった部分がアーモンドミルクが美容や健康によいとされる理由といえるでしょう。

また、食物繊維は腸内環境を整える働きがあり便通改善にも役立ちます。野菜や果物の摂取量が少ない人は食物繊維の必要量まで届いていない可能性がありますが、お通じの調子が悪いと肌荒れの原因にもなるので毎日の食事のなかで意識して摂取したいものです。

しかし、実際のところ純粋なアーモンドの粒からアーモンドミルクを作るためには大量のアーモンドが必要で、一般的に売られているアーモンドミルクのアーモンドの含有量は約3%ほどとわずかな量にとどまっているようです。純粋なアーモンドから栄養価の高い飲み物を作るには技術と費用面からも難しく、成分を添加しているアーモンドミルクが多いのが現状です。
 

牛乳とアーモンドミルクの違い

アーモンドミルクはたんぱく質が少ない

牛乳とアーモンドミルクの違い

アーモンドミルクは「ミルク」と名前についていますが、実際栄養価においては牛乳と大きな違いがあります。はっきりとした違いはエネルギー産生栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)カルシウムの含有量でしょう。

牛乳はたんぱく質の多い飲み物ですがアーモンドミルクはあまり含まれておらず、牛乳の1/6~1/5程度です。そのため、たんぱく質の補給源としては適していません。また、牛乳はカルシウムの補給源として役立ちますが、アーモンドミルクはこちらも1/6程度にとどまっている商品もあります。牛乳と同程度に含まれている商品もありますが成分が調整されているのかもしれません。

牛乳は商品によっても成分値にあまり差はないのですが、アーモンドミルクは商品によって大きく異なっています。これは、アーモンドミルクは成分が調整(添加)されているものが多いということです。アーモンドミルクを購入するときは、成分表示をよく観察してみると違いがわかり面白いですよ。
 

管理栄養士が教える! アーモンドミルクのおすすめの飲み方

アーモンドミルクの飲み方

ホットで飲んでも美味しいアーモンドミルク

アーモンドミルクは牛乳と比較するとかなり低カロリーです。カロリーを抑えられる点はダイエット中にもうれしい部分ですが、たんぱく質やカルシウムの補給には向いていないので牛乳とは別の飲み物と捉えておく必要があります。

アーモンドミルクの香ばしい風味が好きという理由で1日1本程度飲むのであれば特に問題はありませんが、食物繊維が多く含まれているので飲み過ぎはお腹が緩くなる可能性もあります。牛乳をアーモンドミルクに置き換えるとカロリーオフはできますが、牛乳の役割をしてくれるというものでもないので注意しましょう。そのまま飲むのもおすすめですが、温めて飲んだりコーヒーに入れたりして風味を楽しむこともできます。

アーモンドミルクは商品によって成分が大きく異なること、実際に使われているアーモンドはごくわずかであるということを念頭におき、牛乳代わりではなくあくまでも嗜好品として楽しむのがよいでしょう。食物繊維が多く含まれているものは、便通改善により体重減少や肌の状態の改善が見られるかもしれませんが、過剰に期待しすぎないことも自分のためになります。

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※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。