クコの実は、「ゴジベリー」とも呼ばれる赤い果実。その優れた美容効果から、世界三大美女のひとりである楊貴妃が毎日欠かさず食べていたという言い伝えも有名です。原産地は中国が中心。中国医学において、3000年以上も前から漢方や滋陰類の生薬として重宝されていました。
美肌グルメの豊富な台湾でも注目されている「クコの実」は、ダイエットや美容のために取り入れるならドライフルーツがイチオシなんです。実際にお土産としても重宝されているそうです。
杏仁豆腐の上に、おまけのように乗せられた赤い実が「クコの実」、 これがアジアンフードブームもあり、参鶏湯や薬膳鍋などの美容メニューでよく見かけるようになってきました。
スーパーのドライフルーツや中華食材の売り場で、手軽に購入できるようになってきた今こそ、食生活に取り入れてみては。
ポリフェノールが豊富なクコの実! 栄養と効果もベリー類トップクラス
クコの実はポリフェノールが豊富で、ベリー類の中でもトップクラス。ブルーベリーの約2倍以上含んでいると言われています。もうひとつ注目したいのが、特徴的な2つのアミノ酸「L―グルタミン」「L-アルギニン」と抗炎症性物質「セスキテルペノイド」です。
さらに、抗酸化作用の高い各種ポリフェノールや代謝を司るビタミンB1、美肌に欠かせないビタミンC、リノレン酸、ミネラル、微量元素など人間の健康を支える栄養分を含んでいるのも高ポイント。これらの相乗効果が期待できます。
クコの実は別名「食べる日焼け止め」。美肌効果に期待大!
別名「食べる日焼け止め」とも言われるクコの実。紫外線による肌老化を抑える美肌食材として注目されています。・日焼けによるシミ・炎症予防
・肌のコラーゲン分解を抑制
・眼疲労予防
・代謝促進
このように、まさに美を意識する女性にぴったりの食材です。
ダイエット中なら、栄養を丸ごと摂取する「ドライフルーツ」で
クコの実を食べるなら、ジュースよりも、ポリフェノールや食物繊維など栄養素を丸ごと食べられるドライフルーツがおすすめ。クセがなく、大きさもレーズン大で食べやすいですし、ジュースよりも腹持ちが良く、ヘルシーなおやつとしても取り入れやすいはず。また、シリアルやヨーグルト、デザートに入れて食べたり、参鶏湯や薬膳スープなどの料理まで幅広く使えます。
食べるタイミングは? 夕食のスープやホットヨーグルトにも高相性
果物の中でも比較的糖質が低いベリー系なので、夕食でもOK。温かいスープやおかゆなどに加えると代謝促進になります。夜のホットヨーグルトにプラスしてもいいですね。少しふやかすことで、自然な甘さと食感がプラスされてアクセントになります。
ただし、スーパーフードは効果が高いので多量摂取はお勧めできません。一度に食べる量は10粒程度で十分。食べ過ぎには注意しましょう。
注意! 妊婦や授乳中、胃腸の弱い方などは気をつけて
スーパーフードであるクコの実ですが、体の状態によっては悪影響を及ぼす可能性があるので注意したいもの。特に、妊婦や授乳中の方はイエローカード。クコの実に含まれているベタインの作用で、生理周期が乱れたり、早産のリスクが高まると言われているので、妊娠中~授乳中は食べるのを控えましょう。
また、胃腸の弱い方も要注意。クコの実も該当するナス科の植物には体を冷やす作用があり、食べ過ぎるとお腹を冷やし、下痢を起こしやすくなる可能性があります。そのほかにも、食物アレルギーがある方や、低血圧、薬を服用している方も、医師に相談してからの摂取がおすすめです。
続いて、ドライフルーツタイプの中から、おすすめのクコの実をご紹介します。
NaTruly「オーガニック ゴジベリー」
有機JAS認定された大粒のゴジベリー。おやつとしてそのまま食べるのにぴったりです。また、シリアルに入れたりスープに加えたりすると、水分を含んで膨らみ、満足感がアップします。DATA
NaTruly┃オーガニック ゴジベリー
内容量:100g
その美容効果が高く評価されているクコの実。ドライフルーツなら、毎日でも手軽に食べやすいのでおすすめです。食べるタイミングやその日の体調に気をつけて、効果的に摂取してくださいね。