デジタルカメラでパノラマ画像のような写真を撮影したくても、思ったような「広がり感」が得られないなぁ、と思ったことはありませんか? それは、デジタルカメラに付いているレンズの画角によります。
今回はレンズの画角が小さくても臨場感のある「超広角写真」や「パノラマ写真」が楽しめるソフトをご紹介します。
広がり感にかけるのは…なぜ?
一般的なズーム付きデジタルカメラでは、搭載されているレンズの画角は、広角側が35~38mmから始まります。どんなに広角に設定しても、これ以上の広角な画角は得られません。
人間の目と、ほぼ同じ画角と言われているのが、「標準レンズ」と呼ばれる「50mmレンズ」です。この人間の目よりも広い空間を切り取るのが、「広角レンズ」と呼ばれる、「50mmよりも小さな数値が付いたレンズ」です。その広角レンズの中でも、非常に広がり感のある「超広角写真」と呼ばれる写真を撮影するためには、人間の目よりもずっと広い範囲の空間を切り取るレンズでしか撮影できません。
上記のように、18mmレンズや24mmレンズと言った超広角レンズで、ようやく人間の目よりも遙かに広い空間を切り取ることができ、臨場感あふれる超広角写真を撮影することができます。ですから、一般的なデジタルカメラのズームレンズに付いている、35~38mmと言うレンズでは、この「超広角写真」が撮影できないわけです。
そのようなときに、複数の写真を合成することで、きれいな超広角写真ができあがるソフトを、次のページでご紹介します。