100%果実発酵酢をベースに、ツンとせず飲みやすい果実酢ドリンクに仕上げた「美酢(ミチョ)」や「紅酢(ホンチョ)」。果物をアルコール発酵させた「果実酒」を、さらに酢酸発酵させ、お酢へと変化させた果実発酵酢ドリンクの商品名です。
もともと、酢自体も健康効果の高い食材。酢に含まれる酢酸は、血糖値の急上昇を抑え太りにくくする働きがあるほか、酢酸菌は腸内環境を整え美肌に効果的です。クレオパトラも美容のために酢を飲んでいたというほど!
しかし、日本で一般的に飲まれてきた「飲むフルーツ酢」は、米酢などに果実を漬け込んだり、フレーバーや果汁を加えたものでした。
一方、美肌大国である韓国発の「美酢」や「紅酢」と呼ばれる果実酢は、果物そのものを発酵させているため、果物に含まれるポリフェノール、ビタミン、ミネラルなど美容と健康に優れた栄養成分を吸収しやすくなるメリットがあります。
まさに、酢と果物のいいとこどりができるドリンクなのです。
最初に人気に火が付いたのが「ザクロ」の果実酢
今となってはいろいろなフレーバーが登場していますが、「ザクロ酢」がブームのきっかけ。ザクロは、エラグ酸やビタミンCといった美肌成分や、女性ホルモンと同様の働きをする成分が含まれる「美容フルーツ」。これらの成分が発酵することで効率よく摂取できると話題になりました。
また、砂糖ではなく、腸内環境を整えるフラクトオリゴ糖を使うなど、韓国らしい「腸活食品」に仕上がっている点も人気の理由です。
クエン酸でイライラや疲れを解消!
ツンとする酢は、苦手意識がある人も多いはず。しかし、「美酢」などの果実酢は、発酵させているのでツンとせず飲みやすいのがうれしいポイントです。クエン酸には代謝や疲労回復効果があるため、冷え性など代謝が落ちやすい人や、疲れやすい・イライラしやすい人にイチオシ。夕方のお疲れモードのときや、小腹がすいた午後にリフレッシュとして飲んでみるのもおすすめですよ。ほんのりとした甘さがあるので、おやつやカフェ感覚で飲めば、気分も癒されるはず!
目安量は1日1~2杯程度
果実酢は、20~25ml程度を炭酸水や水で割ったものを1~2杯程度が1日の目安量。ストレート酢よりは緩やかですが、体質によっては胃が荒れる場合もあるので、飲みすぎには注意しましょう。胃腸が強くない人はお湯で割ると刺激が和らぎますよ。また、ヨーグルトにかけて食べると、酢酸菌と乳酸菌が相乗効果をもたらしパワーアップ! レンジで人肌程度に温めてホットヨーグルトにするとさらに吸収効率が高まります。
ただ、果糖は含まれいるので、ダイエット中は早めの時間に飲むのがベター。遅くとも夕食前までがベストです。
CJジャパン「美酢 ざくろ」
「美酢」の中でも「ごくごく飲める」と人気のザクロ。ザクロはカリウムが豊富で、むくみ予防にぴったりです。また、甘味には腸内環境を整えるオリゴ糖を使用しています。美容効果を得るには毎日続けることが大切。飲みやすいのは重要なポイントです。
DATA
CJジャパン┃美酢 ざくろ
原材料:フラクトオリゴ糖、ざくろ酢、ざくろエキス/酸味料、香料、甘味料(ステビア抽出物)
内容量:900ml
大象ジャパン「紅酢 ビーツ&レモン」
「飲む輸血」とも呼ばれる注目の野菜、真っ赤なビーツを使用した発酵酢。ビーツには、鉄分やマグネシウム、葉酸など造血や体の代謝促進に必要なミネラルが豊富なうえに、血を運ぶために重要な一酸化窒素の生成を助ける働きがあります。そのほかにも、むくみ予防に効果的なカリウムはトマトの2倍以上、ビタミンA・B・Cとさまざまな栄養素が揃うため、「奇跡の野菜」と呼ばれることも。
また、フルーツに匹敵するくらい自然の甘さがあるのもビーツの魅力。レモンを加えることでさわやかな後味に仕上がります。果糖、砂糖不使用なのでダイエット中にもおすすめです。
DATA
大象ジャパン┃紅酢 ビーツ&レモン
原材料:調味果実酢[果実(パインアップル、レモン)、難消化性デキストリン、醸造酢、ビーツ、食酢混合物(ざくろ濃縮液、穀物酢)、エリスリトール]、イソマルトオリゴ糖/酸味料、香料、ムラサキイモ色素、甘味料(ステビア)
内容量:500ml
以上、美酢や紅酢と呼ばれる果実酢についてと、イチオシの商品を紹介しました。
ツンとしない果実酢は飲みやすく、続けやすいのがメリットです。記事を参考に、毎日の生活に果実酢を摂り入れてみませんか?