Netflixオリジナルドラマおすすめ６選を本音レビュー（日本編）

Netflixオリジナルの日本ドラマが面白い！ アダルトビデオの帝王のノンフィクションから青春ドラマの傑作＆ホラーなど幅広いジャンルがあり、キャストも演技派俳優からジャニーズまでスター総出演。とても華やかです！
 

『全裸監督』

アダルトビデオの帝王・村西とおるの同名ノンフィクションを映画化。村西役を山田孝之が演じ、話題になった全8話のドラマです。
 
1980年代、英語教材の営業マンだった村西とおる（山田孝之）が、妻の不倫をきっかけに離婚。ビニ本の流通販売をきっかけに、アダルトビデオの会社を立ち上げ、我が道を突き進んでいく。やがて村西本人が監督・主演をし、本番に臨むという過激なビデオで彼は有名になっていくのですが……。
 
優秀な営業マンとしての凄腕をアダルト界で大いに発揮した村西を山田孝之が怪演。これ以上ないハマリ役となっています。昭和を感じさせる風俗やカルチャーが怪しいアダルトの世界を大いに盛り上げ見どころ満載。まずはシーズン1を鑑賞し、シーズン2の配信開始を待ちましょう。
 
監督：武正晴　出演：山田孝之、満島真之介、玉山鉄二、柄本時生、伊藤沙莉、小雪、リリー・フランキーほか
 
 

『UNDERWEAR』

Netflixとフジテレビが主演に桐谷美玲を迎えて共同製作したオリジナルドラマ。下着会社に就職した女性の成長物語で、都会で働く女性たちにエールを送る作品に仕上がっています。
 
地方出身者の時田繭子（桐谷美玲）は、繊維メーカーへの就職を希望していたけれど夢かなわず、下着メーカーに就職することに。オシャレに興味がなく、ファッションに無頓着な繭子は、下着にこだわりを見せる強烈な個性を持った社長（大地真央）や先輩たちのことを理解できない。正直な彼女が周囲に反発したり、たくさん失敗しながら、自分の仕事に誇りを持つようになっていく姿を描いています。
 
『プラダを着た悪魔』の日本版のような内容なのでとても見やすい！　美しいランジェリーの数々を観ながら下着が女性にもたらす幸福や社会人としてのノウハウを繭子と一緒に学んでいけるのも良いですね。お洒落に無頓着なダサいOLの繭子が仕事に喜びを見出すたびにキレイになっていく姿もいいし、登場人物のファッションも素敵です。
 
監督：尾形竜太、葉山浩樹　出演：桐谷美玲、大地真央、酒井若菜、マイコ、石田ニコルほか
 
 

『日本沈没2020』

  小松左京原作の「日本沈没」を『夜は短し歩けよ乙女』『夜明けを告げるルーのうた』の湯浅政明監督が演出。Netflix「総合トップ10」視聴ランキングNo1の人気作です。
 
2020年、突然の大地震に襲われた日本。崩壊した街で武藤家の歩と剛は家族と合流し、東京を脱出して西を目指します。しかし、日本列島は刻一刻と沈んでいくという危機また危機の連続！ そんな中でも前向きにサバイバルしていく武藤家の運命は！
 
壮大なテーマの作品だと思ったら、武藤家のエピソードを通して描く日本沈没なので、とても感情移入しやすい作品です。国の一大事に国家が出てこないのが不思議ではありますが、市井の人々にとっての日本、災害、助け合いなどを描いているので、共感度は高い。もちろん悲しい別れもありますが、それをどう乗り越えるのかも描かれ、希望のある物語になっています。
 
原作：小松左京　監督：湯浅政明ほか
 
 

『火花』

お笑い芸人・又吉直樹の芥川賞受賞作を林遣都、波岡一喜主演でドラマ化。クオリティの高さで高評価を得て、ギャラクシー賞テレビ部門フロンティア賞を受賞した傑作です。
 
鳴かず飛ばずのお笑い芸人の徳永（林遣都）は、天才肌の芸人・神谷（波岡一喜）の才能に惚れて弟子入りを希望します。問題ばかり起こし、芸人仲間からもうとましく思われている神谷ですが、自分を慕う徳永にお笑いの極意を伝授していくのですが……。
 
全10話を映画界の人気監督、廣木隆一、白石和彌、沖田修一などが演出していることも話題になったドラマ。華やかな芸能界のダークサイドを背負った神谷。彼を尊敬しているからこそ、追い詰められた神谷の姿を見るのが辛い徳永。お笑いの世界で生き抜く厳しさ！ 後半はヒリヒリした感情が全身を貫くどっしりと見応えある作品です。
 
監督：廣木隆一、白石和彌、沖田修一、久万真路、毛利安孝　出演：林遣都、波岡一喜、門脇麦、田口トモロヲ、染谷将太ほか

 

『呪怨：呪いの家』

世界にJホラーの存在を知らしめる作品になった『呪怨』のスピンオフ的な作品が連続ドラマに。恐怖がヒタヒタ忍び寄るような、背後に何かがいるような怖さをお届けします。
 
心霊研究家（荒川良々）は心霊現象にあったというタレントのはるか（黒島結菜）の恐怖体験をきっかけに「呪いの家」にこだわるように。一方、はるかの婚約者は呪いの家に足を踏み入れたことで命を奪われてしまいます。呪いの家に住み着く恐怖の正体とは……。
 
映画『呪怨』の伽椰子や俊雄（目の下にクマがある少年）のような特異なキャラは登場しませんが、そのかわり薄気味悪い呪いの家が、見えない恐怖で訪れた人々を襲います。加えて昭和～平成の極悪非道な事件が舞台背景として描かれており、現実に起った恐ろしい事件が観るものの恐怖をより煽ります。
 
監督：三宅唱　出演：荒川良々、黒島結菜、里々佳、井之脇海ほか
 
 

『宇宙を駆けるよだか』

  同名漫画を実写ドラマ化。清原果耶、富田望生＆ジャニーズWESTの重岡大樹、神山智洋共演によるミステリアスな青春ドラマです。
 
ある日、高校生のあゆみ（清原果耶）は外出先で同級生の然子（富田望生）からの連絡を受けます。彼女が指示する方角を見たとき、然子はビルの屋上から飛び降り自殺！ その日から、あゆみと然子の体が入れ替わってしまうのですが、すべては然子があゆみの体を乗っ取ろうと計画したことでした……。
 
ずっと憧れていたあゆみの美しさを手に入れた然子ですが、次第に卑屈な精神が表情に現れていきます。一方、然子の体となったあゆみは絶望を乗り越えて、従来のあゆみの自然な振舞いで周囲と打ち解けていく……。表情や行動で見た目と中身が違うキャラであることを表現した清原と富田の熱演が素晴らしい。また入れ替わりに気づき、あゆみを全力で救おうとする幼馴染の火賀を演じる重岡の男っぷりも素敵！ 最後まで息も持つかせぬ展開で一気に魅せる傑作です。
 
原作：川端志季　監督：松山博昭　出演：重岡大毅、神山智洋、清原果耶、富田望生ほか

いずれのドラマも観始めたら止まらない、やみつきドラマ！ CMがなく、テレビドラマではできない過激な描写もありなところがNetflixドラマの魅力。一気見するもよし、1日一話ずつ楽しみながら観るもよし。自分のペースで全ドラマ制覇してくださいね！