<目次>
妊婦がトイレ掃除をすると綺麗な子が生まれる?
「妊婦がトイレ掃除をすると綺麗な子が生まれる」は本当?
床と同じ高さにある和式トイレの掃除は、今の洋式トイレよりもしゃがむ姿勢をとります。また、汲み取り式のトイレは臭いが強烈。きつい姿勢や臭いを我慢して掃除をすることで、妊婦の母性が増すともいわれていました。
昔は、妊婦が腰を曲げる仕事をすると安産になるといわれていて、そのような点からも「妊婦にトイレ掃除は良い」とされていたのかもしれません。医学的な根拠を求めるのは難しいですが、個人的にはありうるといいたいところです。
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妊娠・出産・陣痛のジンクス・言い伝え・迷信
妊娠中にアワビを食べると綺麗な目の子が生まれる?
「妊娠中にアワビを食べると綺麗な目の子が生まれる」は本当?
「妊娠中にタコやイカを食べると赤ちゃんに異常がでる(ぐにゃぐにゃになる)」という迷信もありますが、もちろん、タコやイカなどを食べると赤ちゃんが異常になることはありません。妊娠中に「〇〇を食べてはいけない」「食べると〇〇になる」という迷信には、お腹の中の赤ちゃんや妊婦に悪い影響を及ぼさないようにとの願いが込められたものが多いのでしょう。
妊娠中の生魚には注意が必要!
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妊娠中の食事の疑問!OK・NGな食べ物・飲み物は?
女の子はお父さんに似るといいって本当?
女の子はお父さんに似たほうがいい?
似るというのが「顔」だけを指すなら、生まれた時はパパに似ているというのは有意的でしょう。なぜなら、お腹の中で10カ月もの期間を赤ちゃんと結ばれていたママほどには赤ちゃんと絆を感じられないパパ。生まれてきた赤ちゃんが「パパそっくり!」と言われたら、疑ってはないにしろ自分の子どもであることを再確認でき、父親としての実感も増し嬉しいものです。生まれたばかりの赤ちゃんがパパに似るということは、子どもにとっても生き抜いてゆくための知恵なのかもしれません。
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出産・産後の疑問・悩みTOP20
母親・父親から遺伝を受け継ぐ仕組み、顔立ちに影響する遺伝子
子どもは、ママとパパから、顔つきや体格、体質、性格などを受け継ぎます。こうしたカラダの形や性質を決める情報のもとが「遺伝子」です。この「遺伝子」はカラダの全ての細胞の核内にある46本のひも状の「染色体」に含まれています。子どもは、ママの卵子とパパの精子から、それぞれの遺伝子が載った22本の常染色体と性染色体1本ずつを受けとることで、ママとパパから遺伝情報を半分ずつ伝えられています。
「染色体」をひもといてゆくと、2本のDNAが連なっていて、そこに約2万2千の「遺伝子」が散りばめられています。それでもDNAの連なりのうち遺伝子が占める部位は数パーセントでしかありません。
顔立ちや、体格などは、多数の遺伝子から影響を受けています。最近になり、顔つきや身長などと関連する一部の遺伝子が報告されています。さらに、両親から受け継いだ遺伝子のうち、どの遺伝子が発現し、どの遺伝子がしないのかを決めるオンオフのスイッチの役割を、DNAの遺伝子でない部分が担っていることもわかってきました。この仕組みを「エピジェネティック」と言い、妊娠中のママの栄養状態などが深く関連していることが知られていましす。
それでも、大半の遺伝子の働き、両親からの遺伝を受け継ぐ深遠な仕組みの多くはまだわかっていない未知の世界です。