屋内でも自然を楽しみたい! ストレス解消に有効な外の空気 

自然音で自宅ストレッチ

自然音をBGMにすれば、いつものヨガやストレッチも新鮮な気分で楽しめるかもしれません

新型コロナウイルスによる自粛期間中、多くの人が自宅で過ごすことを余儀なくされ、旅行や屋外のレジャーを我慢されていたと思います。この期間に一部で流行したのが、室内でテントを張る「おうちキャンプ」や、ベランダでキャンプ生活などを行う「ベランピング」です(※ベランピングとは、アメニティなどが整った優雅なキャンプを指す「グランピング」とベランダを掛け合わせた造語です)。特にキャンプ好きの方は、ご自身で持っているキャンプ道具などを活用し、庭先やベランダなどで疑似キャンプ体験を楽しまれていたようです。私のSNS上でも複数の友人が自宅にテントを張って過ごす様子をアップしており、「こんな楽しみ方もあるのか!」とビックリしました。

ストレスを溜め込みやすい自粛期間中、このような工夫をこらしながら、多くの人がベランダや庭であれ「屋外」に出ることでのリフレッシュ感や、室内でも「自然の中にいるような感覚」を求めていたようです。そして、実際に外で過ごすこととメンタルヘルスの間には関係があるようです。いくつかの論文を見てみましょう。
 

「自然豊かな公園に20分」で効果! 屋外で過ごす時間とメンタルヘルスの関係

四方を囲まれた屋内とは異なり、屋外では開放感が得られます。自然に触れ、日光を浴びることで、明るい気持ちを呼び起こされるように感じる方も多いでしょう。この感覚を裏付けるような研究論文が発表されています。アラバマ大学(UAB)のホン・ユエン氏のグループが行った研究では、「自然の豊かな公園で20分を過ごすだけで、メンタルヘルスが向上し幸福感を得られる」という研究結果が報告されています。運動を行うとさらに効果が期待できますが、その場で静かに過ごすだけでも、ストレスの軽減や精神的な疲労からの回復など、心身ともにメリットがあることを示されているのです。

この他にも自然豊かな環境が心疾患や高血圧、2型糖尿病の改善やメンタルヘルスの向上をもたらすと報告している論文もあります。屋外で過ごすことのメリットは私たちの想像以上に大きいのかもしれません。
 

ヨガ、ストレッチも自然音BGMで気分転換を 

自然豊かな場所で過ごすことがよいとわかっていても、今後の感染拡大の状況や、暑さや雨などの天候のために外出できないケースもあるでしょう。そのときは屋内であっても自然を感じられるような工夫を取り込むのがおすすめです。

冒頭に挙げたようなおうちキャンプやベランピングなどもその方法の一つだと思いますが、さらに簡単なのは、自然音を流しながら過ごすことです。

今はスマホアプリやウェブサイト、音楽のサブスクリプションサービスなどさまざまな手段で自然音を室内で流すことができます。勉強や仕事で集中したいときや、眠る前に自然音をBGMとして流されている方もいるかもしれません。室内の運動時にも、これはおすすめの方法です。

たとえば室内でちょっとヨガをするときにも、波の音を流せば海の近くでビーチヨガをしているような気分が味わえますし、鳥の鳴き声がする音とともにストレッチをすると、森林セラピーのように穏やかな気持ちをもたらすことが期待できます。川のせせらぎ音は温度以上にひんやりとした爽快感とともに体を動かすことができるかもしれません。自然音と一言で言ってもさまざまなバリエーションがありますので、その日の気分や運動にあわせて変えてみるのもいいですよね。
 

気分転換や心身のリラックスにもお試しを

同じ室内での運動であっても、自然音を効果的に使うことで屋外で開放的に過ごしているような気分で、楽しみながら体を動かすことができると思います。自然音は心身のリラックス効果も期待できるものです。屋外でのウオーキングやジョギングなどとあわせて、室内でも自然音を上手に活用してみてはいかがでしょうか。
 
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