節約/通信費の節約

モバイルSuica(スイカ)利用レポート(2ページ目)

2006年1月28日に開始された、携帯電話で改札が通れるJR東日本のモバイルSuicaを体験してきました! 1年で100万ユーザーが目標だそうですが、このままではかなり難しそうな気配が……

執筆者:大串 明弘

券売機でチャージできない!

モバイルSuicaサイト画面
開始当日の午前4時になってようやくアプリがダウンロードができるようになった。

モバイルSuica利用登録時にビューカードが必要なわけですが、チャージは現金で行いたいという人もいるかと思います。

Suicaの場合は駅の自動券売機などでチャージできますが、モバイルSuicaは券売機ではチャージできません。一部のファミリーマートやキヨスク系のNEWDAYSなどで現金チャージができるだけです。

開始日までアプリがダウンロードできない!

筆者は、対応機種を購入し、なんとかビューカードの発行も間に合い、初日に備え、モバイルSuica用のアプリをダウンロードしようとしたのですが、なんと、アプリも開始日当日までダウンロードできませんでした。当日になれば大丈夫かと思い、日付が変わった午前2時頃にサイトにアクセスしてみたら、「ダウンロードは午前4時から」との表示が! モバイルSuica用のサイトhttp://suica.jp/ですら未公開でした……。

iアプリが3つも必要!?

モバイルSuicaセットアップ画面
NTTドコモの端末の場合3つのiアプリをダウンロードしなければいけない。

気を取り直して、当日の午後、サイトにアクセスしてみるとやっとダウンロードができる状態になっていました。ところが、ここでまた驚愕の事実が発覚! なんと、NTTドコモの携帯電話でモバイルSuicaを利用するためには、iアプリを3つもダウンロードする必要があるのです!
  ・鉄道・バス設定アプリ (30KB)
  ・Suica設定アプリ (32KB)
  ・モバイルSuicaアプリ (36KB)
上記の3つすべてをダウンロードして起動・設定する必要があり、正直うんざりしました。携帯電話に詳しくない人や、アプリなどを理解していない人にとっては、困難な作業でしょう。なぜ1つのアプリにまとめられなかったのか理解に苦しみます。

合計で約98KBにもなるわけですから、筆者の場合、ダウンロードのパケット料金は約150円になってしまいます。果たして元は取れるのでしょうか?

会員登録も必要!

会員登録画面
アプリダウンロード後には会員登録が待っている!

3つのiアプリのダウンロードと設定が終了して、やっと終わりかと思いきや、待っていたものは「会員登録」でした。会員登録は氏名・住所・メールアドレス・ビューカードの情報など多くの情報を登録する必要があります。携帯電話からでも登録できますが、面倒なので筆者はパソコンで登録しました。

クレジットカードからチャージする

いよいよ改札へ、と思いましたが、肝心のチャージをしておかなければ改札は通れません。モバイルSuicaアプリを起動して、登録したビューカード(クレジットカード)から、1000円以上の任意の金額をおサイフケータイにチャージします。操作は比較的簡単です。例えば、5000円チャージすると、クレジットカードで5000円分の電子マネーを購入したことになり、後日クレジットカード会社から請求されます。そして、おサイフケータイには5000円分の残高が残ります。

おサイフケータイを利用したプリペイド方式の決済方法として「Edy」が有名ですが、EdyとモバイルSuicaは同じ携帯電話で利用できますが、チャージや残高などは別々に管理されています。モバイルSuicaに5000円分チャージしても、Edyで利用することはできませんし、その逆もできません。

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