節約

「トイレの換気扇」はつけっぱなし?使った後だけでもいい? 気になる「正解」と「電気代」

トイレの換気扇はつけっぱなしにするべきでしょうか。もしくは使った後だけでもいいのでしょうか。今回は、その答えと理由、そしてトイレの換気扇掃除をラクに済ませられる100均グッズについてご紹介します。

矢野 きくの

矢野 きくの

節約・家事・100円ショップ ガイド

食育指導士

家事アドバイザー・節約アドバイザーとして、家事の効率化、家庭でできるSDGsを中心に、テレビ、講演、連載などで活動。 時短家事術、シニア家事のアドバイスをはじめ、「防災士」として家庭での備え、「食育指導士」の資格も持ち食品ロス削減をテーマにした講演など【著書】シンプルライフの節約リスト(講談社)他。

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トイレ
トイレの換気扇はつけっぱなしが正解? 消してもいい?

トイレの換気扇はつけっぱなしがいいのか、消してもいいのか、どちらが正解でしょうか。人によっては、トイレの換気扇を「使うときだけ」「終わってから数十分だけ」回している人もいるかもしれません。

実は、現代の住まいにおいて換気扇は24時間フル稼働させるのが正解です。電気代を惜しんで消すことで、かえって家の寿命を縮め、掃除の手間を増やしているかもしれません。

なぜ24時間常時運転が必要なのか。今回は、その理由と換気扇の掃除をラクにするアイテムをご紹介します。

トイレの換気扇をつけっぱなしにするべき3つの理由

トイレという狭く、常に水がある空間において、換気扇は「消臭」以上の重要な役割を担っています。

1. 湿気・結露を抑えて「カビ」を根絶する
トイレは便器内に常に水があるため、家の中でも特に湿気がたまりやすい場所です。冬場の温度差や梅雨時の湿気は、壁紙の裏や天井の隅に結露を引き起こします。換気扇を止めると空気の流れが止まり、カビの胞子が定着しやすくなります。常時稼働させて「よどんだ空気」を排除し続ければ、カビ掃除の労力を大幅に減らせますよ。

2. 住宅の「寿命」と「家族の健康」を守る
近年の住宅は気密性が高いため、トイレだけのことではなく家全体として、2003年以降の建物は法律で「24時間換気」が義務付けられています。換気扇を止めると、建材から発生する化学物質やハウスダストが室内にこもります。また、湿気が壁内部に浸透すると、土台の木材を腐らせる原因に。換気扇を回し続けることは、大切な資産である家の価値を守り、家族の健康を保つことに直結します。

3. 臭いの「染み付き」を根本からブロックする
トイレの臭いの正体は、アンモニア成分などが壁紙やマットなどの布製品に蓄積されたものです。使うときだけ換気扇を回す方法では、ニオイが排出される前に壁や布に吸着してしまいます。一度染み付くと芳香剤では解決できません。常に微弱な気流を作り、ニオイが定着する前に外へ出し続けることが、清潔なトイレを作る最短ルートです。

トイレの換気扇スイッチ
トイレの換気扇は24時間常時換気が正解

気になる「電気代」と「メンテナンス」

「24時間も回したら電気代が心配」という声もありますが、実際には非常に安価です。一般的なトイレの換気扇を1カ月フル稼働させても、電気代は50~100円程度です。カビ取り洗剤代や将来の修繕費を考えれば、極めて安価な投資といえるでしょう。

ただし、注意したいのが「ホコリ」です。24時間稼働は多くの空気を吸い込むため、フィルターにホコリがたまります。ホコリが詰まると換気能力が低下し、異音や故障、電気代の増加を招くことも。効率よく、かつ安く換気扇を回し続けるためには、いかに「ラクにきれいに保つか」が鍵となります。

掃除をラクにする「100均フィルター」活用術

換気扇フィルター
使い切りのフィルターを付けて、こまめに取り替えるのがいい

換気扇を頻繁に掃除するのは重労働です。これを解決するのが、100円ショップの「使い切りタイプの換気扇フィルター」です。

換気扇のカバーの上から、市販の不織布フィルターをペタッと貼り付けましょう。これだけで、内部やファンにホコリが侵入するのを入り口で阻止できます。大掃除で分解して羽根を洗う手間を、数秒の「貼り替え」に置き換えられるのです。

フィルターは汚れたらはがして捨てるだけ。交換のタイミングは、表面がうっすらグレーになったときです。「トイレットペーパーを補充するついで」にサッと貼り替える習慣を作りましょう。

「汚れる前にガードする」仕組みが、家事の負担を最小限にする秘けつです。こまめに交換することで吸引力を最大に保て、結果として清潔な空間が長く続きます。

トイレの換気扇を24時間回すことは、住まいを維持するための必須アクションです。臭いやカビを防ぐだけのものではないと理解して、24時間常時換気をしてくださいね。

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