節約/通信費の節約

モバイルSuica(スイカ)利用レポート(4ページ目)

2006年1月28日に開始された、携帯電話で改札が通れるJR東日本のモバイルSuicaを体験してきました! 1年で100万ユーザーが目標だそうですが、このままではかなり難しそうな気配が……

執筆者:大串 明弘

初日は利用者見あたらず……

定期券も移行できる
Suicaカードの定期券もモバイルSuicaへ移行することができる。

サービス開始初日ではありますが、埼玉県内の某駅改札前にて、夕方にどれくらいの人がモバイルSuicaを利用するかしばらく調査してみました。300人以上は確実に見ましたが、モバイルSuicaで改札を通り抜ける人は一人もいませんでした!

モバイルSuicaを使ったら何か金銭的な特典があることを期待して利用開始までこぎ着けましたが、そういったメリットはなく、かえって初期設定時にパケット料がかかったり、年会費がとられる可能性があることを考えると、そこまでしてモバイルSuicaを利用するメリットは、車通勤の筆者は感じませんでした。

もっとも、モバイルSuicaは電車に乗るときだけでなく、Suica対応の店舗にて決済できます。対応店舗も増えており、決済システムとしての利用価値も高まりつつあります。駅のコンビニなどで買い物をするときなど、小銭を出したり釣り銭を受け取ったりという行為がなくなるので急いでいるときなど確かに便利です。しかしながら、モバイルの決済システムとしては先行のEdyも利用店舗が増えており、どちらがスタンダードになるのかユーザーとしては揺れるところです。ちなみに筆者はEdyは大いに活用させてもらっています。

専用ではないにしろ、対応機種をユーザーが購入し、セットアップの費用(アプリのダウンロード料、設定時のパケット料など)をユーザーが負担するわけですから、ETCのように何らかの割引制度があって然るべきと感じるのは私だけなのでしょうか?

利用機種が限られていること、ビューカードがないといけないこと、煩雑な準備作業(複数アプリのダウンロード及び設定、会員登録)、年会費(予定)などを改善し、何らかの金銭的なメリットを付加してもらえれば、爆発的な普及も見込めるように筆者は感じました。

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