31歳からの恋愛相談室:今回の回答者は深爪さん
「31歳からの恋愛相談室」今回の回答者は、深爪さんです
■深爪さんプロフィール
今回の回答者:深爪さん
コラムニスト/主婦。2012年11月にツイッターにアカウントを開設。独特な視点から繰り出すツイートが共感を呼び、またたく間にフォロワーが増え、その数18万人超(2020年2月現在)。主婦業のかたわら、執筆活動をしている。『深爪式 声に出して読めない53の話』『深爪流 役に立ちそうで立たない少し役に立つ話』『立て板に泥水』他著書多数。芸能、ドラマ、人生、恋愛、エロと、執筆ジャンルは多様。
twitter:@fukazume_taro
オンラインサロン:https://lounge.dmm.com/detail/1448/
note:https://note.mu/fukazume_taro
お悩み:私は貧乳なのに、彼氏が巨乳AVが好きと発覚。ショックです
お悩み:私は貧乳なのに、彼氏が巨乳AVが好きと発覚。ショックです
先日、彼氏がスマホをいじっているのを横から見ていたら、アダルト動画サイトのアプリが入っていることに気付きました。
好奇心からつい、彼がお風呂に入っている間にスマホをチェック。そこで、いわゆる「巨乳モノ」のAVをよく見ていることが発覚しました。
私はAカップよりのBカップで、完全に貧乳です。プールや温泉で、私ほど小さい人はなかなか見かけません。彼の好みがわかって、思った以上にショックを受けている自分がいます。やっぱり胸の小さい女性とは付き合えないと言って振られる夢まで見てしまいました。
こっそりスマホを見た手前、話題にすることもできずにいます。これはもう、スルーするしかないのでしょうか。他にいいところがあると思って付き合ってくれているのだろうと頭ではわかっているものの、気にせずにはいられません。
アドバイス1:人の携帯を見てはいけないのは、自分の幸せを守るため
アドバイス1:人の携帯を見てはいけないのは、自分の幸せを守るため
私も昔、出来心で彼氏の携帯をこっそり見たら、見知らぬ女性に宛てた「大好きにゃん」「早く会いたいにゃん」というメールを発見して白目を剥いた経験があります。
ほかに女がいたこともさることながら、私は語尾に「にゃん」をつけるような男に胸や股間を熱くしていたのかと自分で自分を殴りたい気持ちでいっぱいになりました。携帯電話は現代の「パンドラの箱」なのかもしれません。それ以来、私は自分の幸せを守るためにも絶対に好きな人の携帯は見ないと心に決めています。
アドバイス2:巨乳に勝る自分の魅力に自信を持って
MAOさんもおそらく、今ごろ後悔の気持ちでいっぱいだと思います。しかし、脳に電流でも流さない限り、見てしまったものをなかったことにすることはできません。これからは彼にどんなに素敵な愛の言葉を囁かれても、どんなに高価なプレゼントをもらっても「でも巨乳がお好きなんでしょう?」と思ってしまうでしょう。もうこれは仕方がありません。
ここはひとつ発想を変えて「彼は巨乳が大好き。にもかかわらずこのド貧乳の私を選んだ。私には乳の大きさを超えるにあまりある魅力があるということだ。つまり、私は巨乳に勝ったのだ。ド貧乳の逆転勝利なのである」と考えてみましょう。
「ほかにいいところがある」どころの騒ぎではありません。彼は「乳の大きさなんかどうでもよくなるくらいMAOさんのことが大好き」なのです。自信を持ってください。
だいだい、彼は乳と付き合っているわけではないでしょう。MAOさんの本体は乳ではないのです。そこをどうか忘れないでください。
アドバイス3:彼は「巨乳」という非現実を楽しんでいるだけ
彼にとって巨乳はファンタジーなのだと思います。写真や動画で楽しむことで満たされる趣味みたいなものではないでしょうか。現実の巨乳と付き合えば「思ってたんとちがう」とガッカリすることもあるかもしれません。私の友人の奥さんはGカップの乳の持ち主です。巨乳好きの男性にはさぞかし羨ましく思えることでしょうが、あるとき彼から「夏場におっぱいを持ち上げると、キンタマの裏のニオイがするんだよね」と打ち明けられて「現実はなかなか厳しいものだな」と思った記憶があります。
その手のリスクなく、ただひたすら自分の趣味を堪能できる動画サイトは、彼にとって息を抜いたり別のモノを抜いたりするのに最適なのだと思います。
MAOさんにもそういうものはありませんか?彼氏がいるけど、アイドルのコンサートには欠かさず行くとか。
大変申し訳ないのですが、これからだいぶ気持ちの悪い話をします。私は工事現場の職人さんにどうにも股間がうずくという性癖を持っています。現場作業員にあんなことやこんなことをされる妄想をして足の付け根のクレバスを熱くすることもしばしばです。
ちなみに、夫はスーツを着て出勤するような普通のサラリーマンであり、ニッカポッカは履きません。しかし、夫に物足りなさを感じたことは一切ありません。完全な別腹です。
また、マッサージ師が「リンパの流れをよくしますね」などと言いながら唐突にイチモツを突っ込んでくるタイプのAVも大好きです。しかし、実際にマッサージを受けている最中にそんなことをされたら興奮するどころか恐怖でしかないと思っています。これらはすべてファンタジーだからこそ楽しめるのです。
MAOさんの彼も動画で「巨乳」という非現実を楽しんでいるだけだと思います。だからけっして問い詰めるようなことはしないであげてください。
だいたい「巨乳が好きなの?本当は貧乳はイヤなの?」とたずねたところで誰も幸せにはなれません。恋人であれ夫婦であれ、お互いのプライベートを尊重するのは、関係を長続きさせるためには非常に重要なことだと思っています。
秘密がないことが愛情を裏付けるわけではありません。自分だけの世界を持っているという安心感があるからこそ、2人の世界がより一層楽しめるのだと私は思うのです。
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