関西でよく食べられている長なすと関東でよく食べられている千両なすです。こんなに大きさが違うのですね
なすの旬は夏? 秋? さあ、どちらでしょうか?
実はそれぞれの季節に合った味わいがあるので、どちらも旬と言えます。夏のなすは、水分がたっぷり詰まっており、みずみずしさを味わえます。秋のなすは、果肉がギュッとしまったなめらかさを味わえます。そういうわけですので、季節ごとに違ったなすの味わいを楽しんでみてはいかがですか。
なすの栄養
なすはわずかなビタミンとミネラルを含んでいるとはいえ、ほとんどは水分でできており、カロリーが低く、とってもヘルシーな野菜です。そして、紫色の皮には、今注目が高まっている色素成分が含まれているのです!その色素成分はポリフェノールの一種であるナスニンとアントシアニンです。これらは強い抗酸化作用があり、コレステロール値を下げて、動脈硬化を予防の効果と、血液をサラサラにしてくれる効果が期待されています。
ちなみになすは食べる場面に合わせた調理がおすすめです。焼きなすや蒸しなすのように、なすそのままを味わうのであれば、あっさりとした味わいで低カロリーなので、ダイエットにはうってつけ。麻婆なすや揚げなすなど、油を使った料理だと、果肉がスポンジのように油を吸収するので、ボリュームたっぷりで、スタミナをつけたいときにはぴったりです。また、ヌカ漬けにするとビタミンB1やカリウムが倍増します。
よいなすの選び方
うっかりヘタをつかむとトゲで痛い思いをします |
- 実がふっくらとしており、首までしっかりと太っているものを選びます。
- ヘタが鮮度を見分けるポイントです。色は黒く、筋が見え、トゲが痛いくらいのものが新鮮です。
- 皮の色は濃く、ツヤがあって光っているものを選びます。
- なすは水分がたっぷりと含まれている野菜です。触るとハリと弾力があり、ずっしりと重量感のあるものを選びます。
なすの保存方法
ビニール袋に入れて保存します |
- 低温に弱いので、できれば常温保存を。常温なら2~3日もちます。ビニール袋に入れるか新聞紙で包んで保存します。
- 冷蔵庫で保存する場合は、ビニール袋に入れて保存します。冷蔵庫に入れると果肉も皮も固くなって、風味が落ちてしまうので、早めに食べることをおすすめします。