成功者は「TO BEリスト」を持っている
物忘れ防止やタスク管理のために、「TO DOリスト」を活用している人は多いと思います。もちろんそれを否定をするわけではありませんが、成功を目指すなら加えて「TO BEリスト」も活用したいものです。「TO BEリスト」とは、「ありたい姿・なりたい状態」のことです。TO DOリストの多くは「やるべきこと」であり、しなければならない義務や誰かから強いられているタスクがほとんどだと思います。
一方、TO BEリストは「自分はこういう人間になりたい」「こういう生き方がしたい」「こういう状態でありたい」という、もっと自分を軸に置いた能動的なタスクのことです。
あなたは「TO BEリスト」を持っていますか?
成功者のタイプは2つ。どちらになりたい?
たとえば、私の周囲の富裕層を見渡すと、主に2つのタイプに分かれます。貪欲に事業の拡大を目指して精力的に突っ走るタイプと、規模を広げ過ぎずに自由を目指すタイプです。前者は人や社会に貢献し、自分の商品を広めたい・世の中を照らしたいという強い動機があり、それが自己実現と重なっていきます。まさに「やらなければならない」ではなく、「こうしていきたい」ことで満ちていると言えます。店舗を構えるビジネスや、IT関連のビジネスを手掛ける人によく見られます。
一方後者の場合は、特にこれといった野心があるわけではありませんが、「好きなことを好きなときに、好きなようにやれる」自由を目指し、その状態を維持したいという思いを持っています。
そのため、事業の拡大などには興味はなく、多忙になることを良しとはしないタイプです。ネット投資家やネットビジネスを個人でやっている人によく見られます。
「TO BEリスト」を生き方の軸にする
私たちは子どものころから、「夢は何?」「夢を持ちなさい」と言われてきました。それを言う大人こそ、夢がなかったりするものですが……。そのため、「自分には夢がない」と悲観している人もいるかもしれませんが、夢はなくても大丈夫です。しかし、TO BEリストはぜひ、持っておきたいものです。なぜなら、TO BEリストを持っていると、それが判断や行動の軸となり、ブレることがないからです。
たとえば、「これは自分のTO BEに貢献するか」と考えれば、おのずと「やる」「やらない」が明確となり、「やる」場合でも「どのようにやるか」が見えてきます。
あるいは、他人と比較して劣等感を持ったり、焦ったりする頻度も減ります。他人を見て「それは自分のTO BEにとって重要か」を考えれば、そうでないことのほうが現実には多いからです。
これは生き方だけではなく、買い物のときなどにも使えます。家を買うときも、旅行先を選ぶときも、「この選択は自分のTO BEにつながるか」という発想を持ち込むことで、より納得感の高い支出となるでしょう。
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