鍋やフライパンの油汚れの落とし方…実は簡単に落とすことができる!
焦げ付き落としは手間がかかる家事だと思われていたけど……
<目次>
鍋やフライパンの素材別の特徴と油汚れの落とし方
相性が悪い洗剤、スポンジがあるので注意を!
■ステンレス鍋
- 水と重曹で洗う
- 金属ヘラやたわしNG
- お酢とスポンジ、たわしで落とす
- 一晩おく必要がある
- 金属たわしはNG
- 重曹、酢などの酸やアルカリに弱いので注意
- 重曹と木べらかシリコンヘラで洗う
- 衝撃に弱いのでやさしく落とす
- 空焚きをしてさらに焦がし、冷めたら金属製のヘラでこする
- 少しの焦げなら重曹を振ってタワシでこすり、洗い流す
水を入れて沸騰させ火をとめて焦げをふやかすために一晩置き、次の日にスポンジで落とす
■銅鍋
- 水を入れて沸騰させ、焦げをふやかしてからスポンジで落とす
- 黒ずみはレモンの切れ端でこする
- 重曹、金属タワシはNG
卵の殻を細かく砕いたものか、クリームクレンザーで洗う
■土鍋
- 重曹を柔らかいスポンジに付けてこすり落とす
- 一度で落ちないなら何回かに分けて落とす
- 水に長くつける、クレンザー、たわしはNG
鍋の焦げ取りをエコに行う方法!ステンレスやアルミなど【素材別】
土鍋のひび、焦げ、臭い…土鍋の正しい使い方
鍋やフライパンの油汚れを落とす方法1.重曹
重曹で焦げ付きを落とす方法
- 最も簡単に落とせるが、すぐに落としたいときには向かない
- 焦げ付きを鍋からゆっくり取り剥がす方法なので、最低6時間は必要
- 重曹の量が多い=早くしっかり焦げを落とせるわけではないので入れすぎない
- 鍋、フライパンに水をはり、重曹を大さじ2杯入れる
- 10分ほど沸騰させたら火を止める
- 茶色く濁っていなければもう少し沸騰させる
- 冷ましながら半日ほど放置
- スポンジで撫でるように優しく擦り、水で洗い流す
【参考記事】
鍋の焦げ取りをエコに行う方法!ステンレスやアルミなど【素材別】
鍋の焦げは天日干しと重曹で取る!役立つおばあちゃんの知恵
鍋やフライパンの油汚れを落とす方法2.ハイホームクレンザー
粘りがあるクレンザー「ハイホーム」
- ステンレス、ホーロー、ガラス素材が好相性
- コンロ、魚焼きグリルの焦げ落としもできる
- フライパンの裏についた油性の焦げも落とせる
- クロスなどの布にハイホームを付ける
- 円を描きながら少し力を入れて磨き、こびりつきを取る
- 水で洗い流すときも力を入れて洗う
【参考記事】
「ハイホーム」ってどんな洗剤?使い方や効果をご紹介!
鍋やフライパンの油汚れを落とす方法3.セスキ炭酸ソーダ
顆粒は直接ふれて、スプレーにも応用できるので便利
- コンロ、魚焼きグリルの焦げ落としもできる
- 研磨剤が入っていないのでフッ素加工フライパンも洗える
- セスキ炭酸ソーダスプレーを吹きかけて数分放置
- ウエス(布)やスポンジで優しく擦る
- 多めにスプレーした場合に出た水分はキレイに拭き取ること
- 乾き跡が目立つことがありますが、この際はお酢やクエン酸を使って拭きましょう
【参考記事】
セスキ炭酸ソーダの使い方……掃除場所ごとのコツと注意点
鍋やフライパンの油汚れを落とす方法4.お酢
皮膜を最後に作るところまで準備をして
- アルミ鍋の焦げとりに使用
- アルミはお酢(重曹、クエン酸なども)に弱いのでやり過ぎないこと
- 最後に皮膜作りができるように、米のとぎ汁か野菜のくずを準備しておく
- 水を入れて沸騰させる
- お酢を焦げ付きのひどさに応じて、大さじ2杯(が限度)を入れて煮立たせる
- 一晩寝かせて、焦げを擦り落とす
- 最後に、米のとぎ汁か野菜のくずを入れて煮立たせる。煮立たせる時間は1分ほどでOK
- 水をしっかり拭き取り、完全に乾かす
【参考記事】
アルミ鍋の黒ずみ原因とリンゴを使った手入れ方法・落とし方
【素材別】鍋の焦げ付きのエコな取り方
鍋やフライパンの油汚れを落とす方法5.メラミンスポンジ
メラミンスポンジは樹脂でできた研磨スポンジ
- ル・クルーゼなどのホウロウ(琺瑯)鍋に使える
- ホウロウの「色のこびりつき」落としもできる
- 洗剤を使わなくてよい
落とし方は簡単、水を含ませて擦るだけです!焦げ付きはひどいときは水で流しながら擦りましょう。
【参考記事】
もうメラミンスポンジなしでは暮らせない
鍋やフライパンの油汚れを落とす方法6.コゲ落ちくん
強力な研磨効果があるため、使用する前に試してみましょう
- 強力な研磨粒子なので、こびりついた焦げ付き落としに向いている
- 使用するときは肌を傷つけないために手袋の着用が必要
- フッ素加工の製品やアルマイト加工の製品は使用不可
- 魚焼きグリル、ガスレンジ(テフロン加工以外)にも使用可
- 洗剤を使わなくてよい
- コゲ落ちくんを水でよく濡らす
- 力を入れずに擦る
【参考記事】
頑固な「コゲ」を落とす最終手段
鍋・フライパンを長く使う秘訣で重要なこと
調理器具は錆びにも注意、長持ちする秘訣は?
力任せに洗うのではなく、今回ご紹介した方法で優しく洗い落としてください。そして、もう一つ重要なことはしっかり乾かすことです。水回りは北方角にあることが多く、どうしても湿気がこもってしまいがちです。特に鉄製の調理器具は自然乾燥をさせるよりも、洗った後は布巾で拭く方が錆びも出にくいため長持ちします。以上のことを考慮しつつ、毎日使う調理器具だから、愛情込めてお手入れをしてくださいね。
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