毎日の野菜・フルーツレシピ/野菜の旬・種類

トマトの品種・種類

トマトの味わいは、収穫された時期や種類などで変わってきます。あなた好みのトマトを見つける参考にしてください。

江戸野 陽子

執筆者:江戸野 陽子

毎日の野菜・フルーツレシピガイド

トマトの旬っていつ?

トマトは、1年中食べることができますが、露地栽培トマトは6月~8月、ハウス栽培のトマトは2月~5月が特においしいと言えます。トマトは、昼と夜の温度差が大きいほど、赤くておいしいものが収穫できます。そのため収穫時期は、ハウス栽培が中心の冬春トマトと、露地栽培が中心の夏秋トマトに分かれます。主な産地と時期は、次の通りになっています。
  • 冬春トマト(7月~11月):熊本県、愛知県、千葉県
  • 夏秋トマト(12月~6月):北海道、茨城県、福島県
冬春トマトは甘みが強く、夏秋トマトは酸味が強いので、季節ごとの味わいを楽しむのも、おすすめです。

トマトの種類

トマトは大きさで分類すると、大玉、中玉、小玉があります。また、色で分類すると生食向けの桃色、調理向けの赤色、黄色があります。ここでは、国内で食べられている主なトマトの種類を紹介します。

桃太郎
トマトの中でも特に食べられている品種です
桃太郎:生食用の桃色トマトの代表で、私たちが食べているトマトと言えば、この桃太郎です。甘みと適度な酸味があり、完熟すると真っ赤に染まるトマトです。


ファースト
おしりのところがツンととがっています
ファースト:果実の先がツンととがった形で、トマトを切ったときに現れる、ドロリとしたゼリー質が少ないトマトです。果肉がしっかりとしていて、固く、甘みがあります。年明けから4月にかけて作られる、冬トマトのひとつです。


ミニトマト
料理の彩りやお弁当にも大活躍のトマトです
ミニトマト:果実の大きさが2~3cmと小さいトマトです。赤いものが主流ですが、その他に黄色やオレンジなどのものもあります。つる付きのものなども出回っていて、洗うだけで食べることのできるお手軽さがあります。実は、ビタミンやリコピンなど有用な栄養素が中玉トマトより多く含まれています。

フルーツトマト
品種ではなく栽培法によって作られたトマトのことです
フルーツトマト:水をやらずに育てることで、糖度を高めた(糖度8以上)トマトのことをフルーツトマトと言います。大変甘く、フルーツ感覚で食べることができるので、甘さを活かしたメニューでいただきたいトマトです。

その他:
  • グリーンハート:一見、完熟していないトマトに見えますが、果肉も皮もきれいなエメラルドグリーンのトマトです。新野菜のひとつで、夏になるとデパートなどの野菜売り場で買うことができます。果肉が固く、実が引き締まっているトマトで、甘みと酸味のバランスがよいです。そのまま生で食べても、軽く焼いてもおいしいです。また、ピクルスやマリネにも、おすすめです。
  • 調理用トマト:甘みが少なく、酸味のある赤色トマトの一種です。加熱すると、甘みとうまみが引き立つタイプのトマトです。果肉がしっかりとしているので、煮込みなどにしても崩れにくいのが特徴です。有名なものに、サンマルツァーノがあります。
  • ドライトマト:サンマルツァーノなどの調理用トマトをじっくりと乾燥させたもので、酸味と旨みがギュッと凝縮されています。かなりしょっぱいので、そのまま食べても大丈夫なくらい、ぬるま湯で塩抜きしてから食べます。パスタやサラダなどに使うと、いつもと違ったコクのある一品に仕上がります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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