姑が面倒、正直嫌い、苦手……というあなたへ、自分自身の意識改革から、帰省前に伏線を貼る方法まで、今まで苦痛に感じていた姑との関係がぐっと楽になる対策を紹介します。

結婚と同時に旦那様にもれなく付いてくるのが、旦那様の家族。どんなに姑を苦手と感じても、自分が愛して選んだ旦那様の母であるという事実は消し去ることができません。せっかく縁あって義理の親子になったのですから、正面衝突で姑との間に深い溝を作るよりも、相手の傾向と対策を知り、できることならストレスは最小限に抑えて付き合っていきたいものですよね。
姑が嫌い、面倒……嫁姑問題という結婚にもれなくついてくる課題に対して

「嫁姑問題」は結婚にもれなくついてくる大きな課題

   

姑が苦手・嫌いな方への処方箋1:
姑の好意に感謝し、希望をやわらかく伝える

嫁姑問題対策1.姑の「好意」に感謝し「希望」をやわらかく伝える

相談もなく届く、正直「いらない」贈り物。好意は嬉しいけれど…

予告も無く「近くに来たから」と家に押しかけてきたり、「これ、安かったからついでに買ってきたのよ」と、こちらの趣味に合わないものを勝手に購入してくるなど、嫁がイライラするような要素を平気でばら撒いて歩くおばちゃんタイプの姑には、心苦しいお節介に対して、やんわりと自分の気持ちを伝えましょう

伝えるコツは、「美味しかったです。でも食べきれないから今度から半分で十分です」「いつもありがとうございます。でも自分でもやらなきゃいけないので、次回からは大丈夫です」というように、贈り物や行動そのものを引き起こした「好意」を素直に受け入れて、一番に「感謝」の気持ちを述べ、次に自分の希望をやわらかく添えることです。

「これ、嫌いなのでいりません」「もう贈らないでください」など、好意を無にしてしまうような直接的な言葉は、姑を傷つけ、溝が深まるばかりなので絶対にタブー。かといって言わずに我慢を続ければ、姑の好意も憎悪の対象でしかなくなってしまいます。相手を思いやりつつ、自分の希望をきちんと伝えるコミュニケーションを心がけてみましょう。

▶参考
嫁姑がいがみあってはいけない理由
お姑さん6タイプ分類と苦手・面倒と感じる場合の付き合い方コツ
 

姑が苦手・嫌いな方への処方箋2:
嫁にうるさいタイプの姑の言うことは、キホン受け流す

嫁姑問題対策2.嫁姑問題対策2.姑のタイプをチェック!タイプ別対策法

あなたの姑が嫁には主導権を与えない「PTA役員」タイプなら

「シニアのためのユーザビリティ研究所」が発表している「シニア女性6つのペルソナ」では、55歳から70歳のシニア女性を6つのタイプに分類しています。その中でも「嫁姑問題」でよく存在するのが「PTA役員派」タイプの姑。過去には子供の学校のPTA役員や、地域の役員など、何でも引き受けて先頭に立って行うリーダータイプの姑は、嫁にもうるさく、体裁上は仲が良いように見せたい半面、主導権は嫁に与えないのが特徴

このタイプの姑に正面から逆らっても玉砕するだけです。ものすごく困ることや絶対に間違っていること以外は、「そうですね。お母様のおっしゃるとおりだと思います」と、受け流しておくのが上手な付き合い方。どうしても何か反対意見を主張するときには、なるべく自分で言わず、旦那様や旦那様のお父様にうまく根回しをして、そちらから伝えてもらうと最小限の摩擦に抑えられます。

▶参考「お姑さん6タイプ分類と苦手・面倒と感じる場合の付き合い方コツ
 

姑が苦手・嫌いな方への処方箋3:
姑の「息子ラブ」感情を心得た気配りテクを

嫁姑問題対策3.姑の「息子ラブ」感情を念頭に置いた気配りテク

姑の「息子ラブ」の感情は、いくつになっても色あせない

姑にとって息子は最も親密で身近な異性。「息子ラブ」の感情はいくつになっても、たとえ息子が結婚したあとでも、色あせることはありません。姑の行動の全てには息子への愛がベースとしてあることを念頭においておけば、夫の愚痴を姑に話すようなことはNGであることは当然。

かといって夫を大事にし、愛情表現いっぱいでラブラブモードを見せつければいいのかというと、それもまた逆効果。姑の母としての愛が息子の嫁をライバルとして認識し、嫉妬心が燃え上がってしまうかもしれません。夫への愛情や尊敬の念をしっかり前面にだしつつも、姑の前ではラブラブモードは控えめにするのが、できる嫁の気配りテクです。

▶参考「姑に愛される5つ星の嫁になろう
 

姑が苦手・嫌いな方への処方箋4:
姑の嫌なところとセットで「良いところ」も見る

いったん姑に「苦手」「嫌だな」という感情を持ってしまうと、どうしても目についてしまうのは姑の嫌なところばかり。自然と目についてしまうのは、もう仕方がないこととして、「口うるさいけど、煮物はおいしい」「最低な性格だけど、字はキレイ」「嫌味な言動ばかりだけど、家の中は片付いている」というように「嫌なところ」とセットで姑の「良いところ」「素敵なところ」を探し出す努力をしてみましょう。

それができたら、次の段階は素直に「この味噌汁の味付けはいいな」と、良いところだけを単独で認めるようにしていくと、不思議なことにだんだんと「嫌なところ」も「ま、しょうがないか……」と許せるようになっていきます。「納得はできないけど、許せる」という心境になれば、姑に感じていたイライラも減っていくはずです。

▶参考「嫁姑トラブル回避5カ条(別居編)
 

姑が苦手・嫌いな方への処方箋5:
「褒める、認める、提案する」子育てのコツを姑にも

子育てのコツに「褒める、認める、励ます」というのがありますが、褒められて悪い気のする人はいません。褒め上手になることも嫁の気配りとしては忘れてはならないポイントです。

褒め方のコツは、具体的な部分をみつけて、ピンポイントでほめること。「お義母さんの料理、美味しいですね」では何となく、わざとらしく聞こえますが、「このカボチャ、とっても味が染みていておいしいですね~」など具体的に褒めれば、真実味が増します。

▶参考
姑に愛される5つ星の嫁になろう
帰省に役立つ、姑と気まずくならない会話術ベスト5
 

姑が苦手・嫌いな方への処方箋6:姑と共通の話題をひとつ持つ

嫁姑問題対策6.姑と共通の話題をひとつ持つ

女性特有の共通の話題は、2人の距離を縮めるかも

世代は違っても女同士。連続ドラマの感想、ガーデニングや料理など、姑の生活スタイルを観察して、何か共通の話題を見つけてテーマを決めておきましょう。長続きしそうなネタを見つけ、ふたりきりになった時、目があった時に、その話題を持ちかけてみます。女性同士にしかわからない会話は、結びつきを深めます。

一緒にいても会話が弾まない、無口なお姑さんへの対策は、自分から上手に話題を提供することです。事前に旦那様に姑の趣味や好きな食べ物などを聞いておき、それに関する新しい情報提供をしてあげるのも、相手が乗ってくる可能性が高いです。ネット等を駆使して、しっかり話題を準備しておきましょう。

▶参考「姑に愛される5つ星の嫁になろう
 

姑が苦手・嫌いな方への処方箋7:
相槌テクや柳に楓作戦…姑との会話術を押さえる

姑にとって、なにかと気になる嫁の言動。変にくだけた話し方よりも丁寧な話し方をする嫁の方が気に入られて当然です。姑のタイプ別に、気まずくならない会話術も心得ておきましょう。

おしゃべり好きな姑にぜひ取り入れたい「相槌」のテクニック。しっかり相手の目を見ながらうなづく、微笑むなど無言のリアクションや「ええ」「なるほど」など短い言葉をタイミングよく入れる、「へぇ~、知らなかったです」「そうなんですね!教えていただいてよかったです」「すごいですねぇ」など大きめのリアクションなど、姑が気持ちよく話せる「相槌」を取り入れることで、満足感を高めてあげましょう。

口を開けば嫌みや文句の多い攻撃的な姑には「柳に楓」作戦。一つ一つを深刻に受け止めたり、反応したりせずにぐっと堪えて「そうですね、おっしゃる通りかもしれませんね。」と否定も肯定もせず受け流しましょう。いくら文句の多い姑でも、反応の薄い嫁にはだんだん文句を言う気も失せてくるものです。

大人としてのマナー敬語をもう一度復習しておくことも大切です。

▶参考「帰省に役立つ、姑と気まずくならない会話術ベスト5
 

姑が苦手・嫌いな方への処方箋8:
たまには直球で勝負⁉姑に本音を伝える

嫁姑問題対策8.たまには直球で勝負⁉姑に本音を伝えてみる

姑に言いたいことを書き出して、本当に伝えたいことを整理してみる

こちら側が我慢していれば表面的な摩擦は避けられます。でも、言いたいことを抑え、イライラを我慢するうちに、姑への感情は憎悪となって、深い溝は埋められないものになってしまいます。いくら結婚生活に波風を立てたくないと思っているとしても、体調を崩したり、家族への影響が出るほどストレスを溜め込むことは避けたいもの。そこまで深刻になる前に、たまには直球勝負で言いたいことをストレートに投げ込んでみてはいかがでしょうか?

姑に言いたいことが山ほどあるという方は、まずは言いたいことを紙に書き出してみると、頭の中の整理ができ、理論的に主張することができます。整理しないまま感情とその場の流れで話してしまうと、ただただ、姑への非難になってしまう可能性が大。最も言いたいことを2つぐらいに絞って落ち着いて理論的に話すことが、姑の心にきちんと響かせるポイントです。

いざ本音をぶつける際は、お互いの表情が見える、面と向かっての場にしましょう。メールや電話だと顔が見えないため、本来伝えたいニュアンスが伝わらず、誤解も増える可能性が……。また感情的になりやすく、売り言葉に買い言葉のような冷静さを欠いた言動が出て、修正不可能な状況に陥ってしまうかもしれません。

▶参考「怖いけれどお姑様に申し上げるべき本音
 

姑が苦手・嫌いな方への処方箋9:
伝えたいことがある際は、子どもに活躍してもらうのも手

嫁姑問題対策10.姑のツボを押さえたコミュニケーションツール

子供と触れ合えた満足感は姑にとって、いい「ガス抜き」に

姑との連絡は、時と場合によって、訪問、電話、メール、手紙、といったコミュニケーションツールを上手に使い分けましょう。贈り物が送られてきた時などは、すぐに電話で直接お礼を伝えた方が、感謝の気持ちが伝わります。例えば「お元気ですか?「お変わりないですか?」など、安否確認を兼ねた挨拶はメールでも喜ばれます。

お子さんのいるご家庭なら、電話で何かと義父母と連絡をとらなければいけない状況では、お子さんに活躍してもらいましょう。もちろん、お子さんの年齢にもよりますが、お子さんの声が聞けて、さらに「話したい」という欲求を満たしてあげれば姑の満足度はUPして、いい「ガス抜き」になります。そのあと要件を持ち出せば、自分が姑と話す時間を減らすことができ、義父母と程よい距離感を保つのにも有効な方法です。

▶参考
嫁姑トラブル回避5カ条(別居編)
円満に義父母・義両親と距離を置く4つの秘策
 

姑が苦手・嫌いな方への処方箋10:
姑の価値観は変わらないとあきらめることも大切

姑は、もう何十年もその暮らし方、言動、考え方で生きてきたのだから、そんな筋金入りの「価値観」がそう簡単に変わることはないという「あきらめ」も自分の気持ちを楽にするために有効です。姑との価値観の違いを解決するには「相手の価値観を変える」でも「自分の価値観を変える」でもなく、「姑の価値観は変わらないのだ」とまず、あきらめてしまうことです。相手の価値観を認めることで「考えを変えさせたい」「改めてほしい」と思うことがなくなり、自分自身の気持ちが楽になります。

家族になったとはいえ、旦那様を通して知り合って、まだ関係性を築く歴史も浅い義父母。姑に実の母親に求めるような癒しや甘えを最初から期待しないことが大切です。ただでさえ、姑は嫁に「息子をとった人」、嫁は姑に「夫をマザコンにした人」という負の感情を募らせやすい相手なので、「節度」と「一線」を意識して踏み込みすぎない付き合い方がちょうどいいのです。嫁姑がお互いに自分の個性とライフスタイルを大切にすることが一番。まずは自分自身がその姿勢で向かっていくことです。

▶参考
嫁姑トラブル回避5カ条(別居編)
怖いけれどお姑様に申し上げるべき本音
 

嫁姑問題における夫の役割……嫁と姑の間でどうあるべき?

嫁姑問題における夫の役割

「嫁姑問題」における夫の役割とは?

嫁姑問題が勃発する中で、「夫」は重要な存在であり、逆に嫁姑問題をさらに炎上させかねない危うい存在でもあります。実際に、嫁姑問題をきっかけに夫との離婚を考える妻も少なくはないのです。嫁姑問題について、妻に離婚を考えさせてしまう夫は主に2タイプ。「お互い大人なんだからうまくやってくれよ」と言い放ち、妻を落胆させる「俺は関係ない、巻き込むな、の無責任夫」と、嫁より姑の味方をしてしまう「機転が利かないマザコン夫」です。

嫁姑問題が起きている中、妻が頼みの綱とするのは夫しかいないのです。その夫が、姑に自分の気持ちを代弁してくれるところまでいかなくても、自分の気持ちを受け入れ、理解してくれたなら、多少気分が変わり持ち直せるものなのです。仕事で疲れているのもわかりますが、うざったがらず、話に耳を傾ける姿勢を見せる、これだけで妻の姑に対するストレスはかなり軽減されます。

嫁姑問題において「妻には自分しか味方がいない」ということを忘れずに、思いやりのある態度を示すことが、嫁姑問題での夫の最大の役割です。
 

嫁姑問題への夫・家族に対する妻の心得

妻の夫に対する心得としては「嫁姑問題では、夫に期待しすぎない」ということも重要です。夫への過度の期待は、失望感や不満につながり、憎悪の対象が姑のみならず、夫へと拡大して夫婦関係までもが悪化する最悪の事態になりかねません。姑との問題を解決するのはあくまでも自分、と割り切ることも大切です。

姑への不満を溜め込んで、夫や子供の前で悪口を言うことも避けたいパターンです。かといって、家族だから自分の本音を聞いてほしいというのも事実。「嫌い」「腹が立つ」など憎悪をあらわにする言葉ではなく、「私から言うと傷つくと思うから、あなたからさりげなく話してもらえないかな。」というように相談という形で話してみましょう。聞いている旦那様も子供も、悪口とはとらえないので、いざという時に助け舟を出してくれるかもしれません。

▶参考
嫁姑がいがみあってはいけない理由
嫁姑戦争勃発!そのとき夫はどうする?
嫁姑トラブル回避5カ条(別居編)


嫁は姑にとって「愛する息子を生涯支えてくれる人」。一方、姑はあなたにとって「愛する夫を産み育ててくれた人」です。こうして改めて考えてみると、本来ならば嫁と姑はお互いに敬意を感じ合うべき存在。

お互いにストレスを感じない関係を築いていくには、意識的に姑の良いところ、尊敬できるところを見る努力が必要です。何かの折に「お義母さんのこういうところを尊敬しているんです」と本人に伝えれば喜ばれますし、夫や子供にも伝えることで「姑を尊敬するよい妻、母」の姿勢が、みんなを安心させ、家族の関係もより柔らかくなるでしょう。嫁姑問題を解決に向かわせるのはあなた自信の力と信じて、ぜひ姑対策を実践してみてください。

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