ステーショナリー・文房具

読書が楽しくなる! 沖縄の伝統織物×若手作家のブックカバー

沖縄在住のガイド・稲嶺恭子さんが、沖縄の伝統織物と若手作家による新しいデザインの融合で生み出されるブックカバーを紹介してくれます。カラフルでかわいく、プレゼントにもイチオシだそう。沖縄に行く際は、工房に足を運んでみるのもおすすめです。

稲嶺 恭子

執筆者:稲嶺 恭子

シンガポール・沖縄ガイド

説明画像

文庫本サイズと単行本サイズのブックカバー
 

沖縄在住のライターとして、さまざまな伝統工芸品にふれてきた私が、個人的に気に入っているアイテムが、「機織工房しよん」のブックカバー。
 
沖縄の伝統的な織物の技術から生み出されるアイテムで、鮮やかな色合いが魅力的。ちっとも古臭さを感じさせない、新たな沖縄の工芸品です。本がしっくり馴染むので使いやすく、読書をするのが楽しくなりますよ。
 

ここにしかないカラフルな伝統織物のブックカバー

沖縄にはたくさんの素敵な伝統工芸品があります。大御所の作品も味がありますが、若手の作家さんが伝統技法と新しいデザインを融合させた商品を生み出しているのも、沖縄伝統工芸の良いところ。「機織工房しよん」も、伝統的な沖縄の織物の技法を用いた新しい織物の姿を見せてくれる工房のひとつです。

「機織工房しよん」では、普段の生活に取り入れやすい小物やテーブルウエアなどを制作していますが、なかでも私のお気に入りはブックカバー。

本が好きということもあり、ブックカバーをコレクションしているのですが、ここのブックカバーが一番使いやすいです。本にぴったりと馴染み、長く使っていてもヘタレません。織がしっかりしているのでとても丈夫なのです。

プレゼントに贈ったりもするのですが、みなさん口をそろえて「使いやすい」と言ってくださいます。気に入って、沖縄に来たときにもうひとつ購入していく人もいます。
 
さらに、色づかいもイチオシのポイント。ピンクや鮮やかなイエロー、沖縄の海のようなスカイブルーなど、カラフルでポップ、かつ上品。これは、化学染料と天然染料のいいところを活かして使い分けているから実現するのだそうです。
 
色の組み合わせ方も絶妙で、どこか懐かしさを感じさせる風合いもあり、長く愛用できる逸品だと思っています。

 

古民家の工房は和やかな雰囲気

「機織工房しよん」のブックカバーは、那覇市内のセレクトショップでも手に入りますが、せっかく沖縄に来るのであれば、八重瀬町にある工房を訪れてみてください。
 
沖縄の古民家を利用した工房の販売スペースは畳敷きでのんびりとした雰囲気。「トントン」という機織りの音を聞きながら、ゆっくりと商品を選ぶことができます。
 
こちらの工房は4人の女性作家さんが営んでいるのですが、作家さんたちも織物同様に和やかで素敵。作り手の顔を見ると、商品にもさらに愛着が沸いてきますよね。ぜひ、「機織り工房しよん」の織物に出会いに、沖縄を訪れてください。
 
DATA
機織工房しよん┃ブックカバー

サイズ:文庫本サイズ、新書サイズ、単行本サイズ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます